表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
メール  作者: ミナセ。
1/10

プロローグ

~あらすじ~


 一週間の出張から帰って来ると、思いつめた彼女から突然別れを告げられる。


 そして、翌日には彼女が死んでいた。その日から毎日一通、死んだ彼女から「メール」が来るようになる。


彼女が死ぬ前にそう、設定したのだ。


毎日来る「メール」一体どうして彼女は死んだのか。そのナゾに迫る。


~プロローグ~


「別れましょう」

 その一言で終わった。彼女とは1年の付き合いだった。1週間の出張から帰ってきて、久しぶりに会ったセリフであった。


「どうしてだ?」


 けして、長いとはいえないかもしれない。1年。だが、そんな一言で終わりだなんて。


「くすっ」


 そんな私を見て彼女は、優子は軽くほほえんだ。優子のまっすぐな瞳。なんだか久しぶり会う優子はすごくきれいでそしてなぜか少しだけ儚げに見えた。いや、儚げなのではない。何かが違って見えたんだ。いつもの優子じゃないように。優子がゆっくりに抱きついてきた。そして離れてこう言った。


「また、明日ね」


 そう裕子は言って立ち去っていった。その笑顔が妙にきれいだった事を今でも憶えている。あの時、なにかに気が付くべきであった。そう、何かに。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ