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プロローグ
初めて小説を書きます。温かい目で見守って下さい。
貴方をお慕いしております。けれど、お伝えすることはできません。
私はただの召使い。あなたの城の片隅で、ひっそりと生きているちっぽけな人間。
あなたは私を愛して下さいました。私にとっては、至福の時でした。ですが、私はお応えすることが出来ませんでした。
貴方は私を恨まれて、私は右目を失いました。当然の報いでした。
貴方は私に対して、申し訳なく思っているのかもしれませんが、その必要はございません。
私は貴方のもの。貴方が私をどう扱おうとも、誰も貴方を咎めはしません。もちろん私も。ですからどうか
もう私を見ないで。
もう、そんな苦しそうな顔はやめて。 貴方はあなただけの幸せを。
私のことは忘れてください。
私の願いは1つだけ。
ただそばにいれたなら。