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ぱわーぷれい~英雄志願S  作者: azuma
一つ目の世界
9/18

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なかなかアクションありません

だれ気味ですがすいません・・・



 「Download」



 『フッ・・・危なかった、一時はどうなる事かと思ったぜ』


 『肯定、マスターの世界でならばワイセツ物陳列罪でした』


 『人がカッコつけて無かった事にしようとしてるのに傷口を広げるなぁ~!』


 あれから外部装甲を右手と下半身に上半身を黒いインナーシャツ風に固めたあと活動を再開した。


 全身を装甲で固めたいとこだが材料のジェルが切れた。


 『その他の物質を削って全身にあてられます』


と、ベルが提案したが周りを見る限り軍隊等の組織的な建物ではなさそうなので敵対等の確立は減った。


 まだはっきりとはしないが、最悪・・・実験動物扱いで非人道的なことをされる恐れがあれば、容赦無くそこら辺りを穴だらけにして完全武装するとこだったが。


 軽く探索して分ったのだがここは小さな病院か同等の医療施設のようなものみたいだ。


 幾つかドアを発見して外に出る出口を見つけたが、まだ時間的に夜らしく暗いようだ。


 ナイトビジョンで見える景色は気を失う前に見つけた建造物と同じ構造の円っぽい姿が幾つか見えた。


 一通り一階を探索した後、あらかじめ見つけてた二階へ続く階段を上る。


 『ピピピピピピ・・・・・』


 上がる途中連続する警告のような電子音が微かに聞こえて来る。


 『音響センサー使ってみるか・・・』


 イメージMAPでこの先の構造情報と現在位置が入ってくる。


 オートマッピングみたいで便利だ特にジャマにならないので視界の隅に常時縮小表示に設定した・・・気分は某侵入アクションゲームの蛇さんだ。


 階段の先はドアがすぐあってそこから電子音が洩れてきてるようだな。


 『マスター、ドアの奥に生体反応が一つMAPに表示します』


 ベルの助言の後MAPに赤いマークに『アンノウン』との識別名が表示される。


 『OK、そういったMAP表示や情報は即やってくれ』


 『了解、ご無事で蛇』


 ・・・どこまで俺の記憶をスキャンしたんだろう・・・。


 とりあえずドアを静かに開けるとやはり明かりも無く。 開けたことでセンサーが拾った情報で新しく小さな部屋がMAPに追加された。


 電子音は大きくなりうるさいぐらいなのだが・・・『アンノウン』であろうベッドで眠る人物は熟睡中のようで起きる気配がない。


 拍子抜けしたが音の方は赤い警告ランプを点滅させるモニターで知らない文字が羅列している。


 どうやらこの世界でのPCのような情報端末のようだ。


 このままほっとくのも不味い気がするのでWMワイヤーマニュピレータをコネクタらしき物に接触させる。


 『ベル、とりあえず音とランプを消してくれ』


 『了解、ハッキング開始します・・・3.2.1.接続終わりました』


 電子音が消えベッドの男のイビキが部屋の中に響きだす。


 『警報装置みたいだったが・・・あれで起きなきゃ意味ないだろうに・・・』


 『肯定、警備システムの改善を提案します』


 ベルがやれやれと呆れたように首を振っている。


 敵か見方か分らんがAIに呆れられるって・・・。


 



 気を取り直してモニターを見てみる。


 なんて書いてるんだ?


 そんな風に思った拍子に『警告! 非検体が脱走しました!』と字幕で訳された。


 『翻訳機能つきか・・・英語や古文に便利そうだな・・・』


 『マスター、許可がいただければこの情報端末から大まかな情報整理等ができますがよろしいですか?』


 『時間はどれくらいかかる?』


 『調べてみます・・・10分程です』


 『じゃあ頼む』


 『了解情報のダウンロード開始・・・0%・・・1%・・・』


 目の前で白ベルさん達が本棚から本棚へ本を移動させる様子が映る・・・変なところで芸が細かい・・・。


 一応警戒の為寝てる男に視線を移すが幸せそうに寝てる・・・まあ油断はしないが大丈夫だろう・・・狸寝入りなら堂に入ったもんだがあれは絶対に違うだろうし・・・。


 視線を机に戻すと青ベルさんがディフォルメされた悪魔みたいなのと戦って・・・あ、勝った。


 『侵入しようとしたウイルスプログラムを12件削除しました』


 『おお!?』


 あ、今度は赤ベルさんが壁をつるはしで叩きまくって・・・壊した。


 『侵入サーバーのファイヤーウォールを突破しました』


 『おいおい・・・なにやってるんだお前たち・・・』


 黄ベルさんが足跡らしき汚れにモップがけをしてる・・・終わったらしいいい笑顔で額の汗を拭いてる。


 『侵入経路の足跡の隠蔽を完了しました』


 『なんかすっごくヤバイコトしてませんか君たち・・・?』


 黒ベルさんがなんでしょ・・・ドクロマークの本を白ベルさんと逆の本棚にいれている・・・入れ終わると半開きの虚ろな目で口元を押さえ『クックック・・・』と笑ってる。


 『ダミー情報を送り侵入サーバーを撹乱しました』


 『おい!?・・・もうそれって犯罪だよね?


教えて・・・君たちいったいどこに入ってるの?!!』






 『100%・・・データ収集終了しました』


 『なんか・・・ツッコミニ疲れたよ・・・』


 端末を消しワイヤーを回収して部屋を静かに出る。


 最初にいた部屋に戻ると椅子に座ってグッタリする。


 『・・・で、ここはどんなとこか解ったのか?』


 『はい、予想通り個人経営の医療施設と判明・・・危機的要素はグリーンです


 あと、この星は開拓途中のEM型惑星078と判明・・・公用語は標準共通

交易語・・・一般的な知識と言語データは高速圧縮データを焼き付けます


 詳しい情報は随時表示いたしますのでお聞きください』


 『おい!・・・焼付けってなんか物騒なんですけど?!』


 『いいえ、ISBイミテーションサイバーブレインの常駐プログラムとして焼き付けますのでそうですね・・・タイムラグをほとんど0に近づける方法です』


 『ん~結局どうなるわけ?』


 『こちらの世界はマスターのいた場所と違って日本語が通じないのは解りますよね?』


 『ああ標準共通交易語とか言うのがここの言葉なんだろ?』


 『はい、焼付けとはそれを普通に話せるようにする方法です。』


 『は~・・・便利とは思ってたが・・・そこまでとはな・・・頼もしいもんだ』


 解ってはいたがため息が出るほど凄い技術だ・・・。


 『ありがとうございます、では処理しても?』


 『ああ頼む』


 『では、もう一度思考加速でシュミレーションします』


 ベルのがそう言うとまた意識が薄れていった・・・



そろそろ話しが進まないとやばい・・・10話で今だアクションなし・・・orz

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