表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「賊軍」  作者: 此花 陽
1. 令和の流砂
4/13

封印された年号「1582」


 無一郎は、スマホの画面に表示された

 古い巻物のデジタルアーカイブを凝視していた。


 父が遺したデータの中で最も古く、

 そして最も深く暗号化されていたフォルダ。

 そのパスコードこそが、日本史最大の謎である


 「1-5-8-2」——本能寺の変が起きた年だった。


 画面が明滅し、

 古文書の行間に隠されていた「真実」が、

 無一郎の網膜に焼き付いていく。



 令和の湿りきった夜、

 無一郎は父のスマホが放つ異様な熱に浮かされていた。


 父が遺したデータの最深部、

 そこには「1582」という名のフォルダが鎮座していた。


 その数字を入力した瞬間、

 液晶の割れ目から血が滲み出すような錯覚に陥る。


 画面に展開されたのは、

 劣化した古文書を高解像度スキャンし、

 父が執念で解読した現代語訳だった。


「……これが、俺たちの始まりか」


 無一郎の意識は、情報の奔流に呑み込まれ、

 四百四十年前の京都へとダイブした__。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ