おまけ(メイドの色はイロイロです)※イラストあり
★ページ下に、ナナのイメージイラストがあります。
~おまけ~(ツバキとナナの会話)
「ナナさんは、自動メイド人形の7号さんにゃんだよね?」
『ハイ』
「だったら、1号さんから6号さんのメイドールさんも居るわけニャン」
『その通りです、ツバキさん』
「ナナさん以外のメイドールさんたちは、何をしているニョ?」
『6体の姉たちは、現在《メイド戦隊ロクレンジャー》となって、活躍しています。1号はレッドメイド、2号はブルーメイド、3号はイエローメイド、4号はグリーンメイド、5号はホワイトメイド、6号はブラックメイドに変身して日夜、つきること無き〝アク〟と戦っているのです』
「にゅ? 悪……〝アク〟と?」
『ハイ。鍋料理を美味しく頂くために、浮いてくる〝灰汁〟を6体がかりで全力で取り除いています。武器は、お玉杓子です』
「鍋物のアク取りに、メイドールさん6体は多すぎると思うニャン」
『油断大敵。【勝利の秘訣は物量――圧倒的戦力にあり】です』
「……ナナさんも、《メイド戦隊》に加わるニョかな? そしたら《メイド戦隊ナナレンジャー》にニャるけど」
『いいえ! ワタシは絶対に《メイド戦隊》には入りません!』
「どうしてニャン?」
『ワタシがメイド戦隊のメンバーになった場合、変身したらピンクメイドになってしまうのです』
「にゅ……ピンク……メイド……」
『〝ピクンメイド〟……では無くて〝ピンクメイド〟なんて、どちらにしろ、いかがわしすぎて、勤められる職場が限定されてしまいます』
「うにゅ」
『ワタシはピンクメイドになるくらいなら、これからも、つれないメイドとして仕事に励みます~!』
「普通のメイドさんになれば良いと思うニャン」
~おしまい~
コンデッサ「ナナは〝つれないメイド〟の反対を目指すべきだと思う」
ナナ『〝つれないメイド〟の反対は…………ハ! まさか〝つれるメイド〟ですか!? ワタシはそんなに簡単に〝釣れる〟……〝誘われるメイド〟では、ありません! ワタシは〝お手軽なメイド〟では無いのです!』
コンデッサ「いや。〝つれないメイド〟の反対は〝親切なメイド〟だよ」
ツバキ「ナナさん、既に頭の中が〝ピンクメイド〟になってるニャン……」
♢
ご覧いただき、ありがとうございました。
本作品で、ひだまりのねこ様が主催する『つれないメイド企画』に参加させていただきました。少しでも楽しんでもらえたのなら、嬉しいです!
※ひだまりのねこ様に、ナナのイラストを描いていただきました(11/29)! ひだまりのねこ様、本当にありがとうございます~!