最終話. ツンデレ美少女を幸せにしよう
「「「「「「かんぱーい!!!!!!」」」」」」
あれから数日。俺たちは、ファミレスに来ていた。メンバーは俺、未来、彰、優鈴、戸部さん、黒田さんの6人だ。
「いやーそれにしても、結局二人がくっつくとはね」
と、優鈴。
「いやいや、応援してたんじゃなかったのかよ」
「もちろんしてたよ。でも最初の様子見てたら感慨深くてさ」
確かに最初はいろいろ酷かった。
「うち的には未来が誰かと付き合うってだけで感慨深いんだけどね~」
「同感ですね」
黒田さんの言葉に戸部さんも続く。
「余計なお世話!」
照れている未来も可愛い。
「俺は信じてたよ。一ノ瀬さんならきっと進の魅力に気づいてくれるってね」
「彰……」
「ただ、一ノ瀬さんを泣かしたら許さないからな」
「そうだよ進。しっかりしてよね」
「なんだよ急に」
余計なお世話だ。
「じゃあうちは未来に言っとこ。前田泣かすなよ~」
「頑張ってくださいね」
黒田さんと戸部さんの気持ちはうれしいが、そっち側はきいたことない。
「当然でしょ。きっちり幸せにするから覚悟してなさい、進。」
「……!」
未来の真剣な目にドキッとする。だが、俺も負けてられない。
「そっちこそ、幸せにされる覚悟をしとけよ、未来。」
「「ヒュー!お熱いねぇ」」
「こっちまで恥ずかしくなってきました」
息ぴったりの優鈴と黒田さんに、呆れたような戸部さん。そして彰は…おいどうした、こっち向けよ。
少し変な空気になったが、その後は仕切り直して楽しい時間はしばらく続いた。
そして時は過ぎ、卒業の日。
「ついにこの高校ともお別れか…」
「寂しくなるわね」
「意外だな。『何、寂しいの?』とか言うと思ってた」
「な、なに、悪いの?」
「もちろん俺だって寂しい気持ちはあるよ。彰も優鈴も遠くの大学行っちゃうしな」
彰は国内屈指の難関大学、優鈴は地方の大学に合格していた。
「まあでも、俺には未来がいて、未来には俺がいる。何も心配いらないな」
あのテスト勝負以降、俺の学力は飛躍的に上がり、未来と同じ大学に進学することが決まっていた。もちろん俺も頑張ったが、自分の受験もある中で度々俺の勉強を見てくれた彰には頭が上がらない。
「だから今は、寂しいって気持ちよりも楽しみな気持ちの方が大きい」
「そうね。私もこれからが楽しみ」
まだまだ俺たちの物語は始まったばかりだ。俺は未来と、最高のツンデレ美少女とともにこれからを生きていく。
これにて完結です。ありがとうございました。




