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詩のようなものたち

めまい

作者: 暮 勇

 おかしな話だ、と思う

 歩き慣れた、いつもの散歩道

 今日に限って

 どこもかしこも

 歩きづらい


 僅かな段差

 僅かな勾配

 車道に引かれた白い線

 のっぺりと平坦で、

 平凡であればいいものを

 そうでないから

 私はめまいを、錯覚する

 視界は体に追いつかず

 勝手気ままに揺れ動き

 足は混乱し

 体をまっすぐ支えられなくなる


 夢の中にでもいるのか

 それともやっぱり

 あの勾配の、段差のせいなのか

 通り過ぎる人と擦れ

 街路樹に蹴つまずき

 揺れる世界を歩く私には

 わからな気なってしまった

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