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空知慎

『現実とはなんですか?』


本の中の登場人物AがBに問う。


登場人物Bがその問いに答える。


『その疑問が生まれた瞬間か、もしくは脳が()せる認識によって生まれる幻だよ』


登場人物AがまたBに問いかける。


『魔法(特殊な能力や力)はその現実の中に存在しますか?』


その問いに登場人物Bはこう答えた。


『唐突な切り返しだね。まあいいや。認識の誤差の中にはそう言ったモノも生じるよ。けれど、その誤差に気づけるのは奇跡だ』


『奇跡ですか?』


Aがおうむ返しに問うとBはゆっくりと答えた。


『そう。大抵は【概念】という余計なものが邪魔をするから存在そのものに気づけないものさ』



僕はその本を数十ページだけ読んでみたが、結局最後まで読まずに図書室の本棚に戻した。


ーー『この世界は式で出来ている』


そんなタイトルのついた小説だ。


内容を簡単に説明すると、


【この自分たちのいる現実の世界が実は仮想現実の世界で、本当の現実の世界の人たちがゲームのプレイヤーをしていて、僕たち仮想現実の世界の人たちはそんな彼らの駒として選択肢が自動的に選ばれ、彼らの観測の元に遊ばれている】


とういうSF的な要素にファンタジーが組み合わさったような内容の物語だ。



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