ギャルに○○○ーおーくれ!
女神「とにかく進めるわ。あなたは不幸にも、えーとVRゲーム?中に死にました。えーそのため……」
雷人「オッサン並にえーが多いな」
女神「イラッ……殴りてぇ…」
女神「もういい、とにかくあなたは死ねてラッキーだわ」
雷人「どゆこと?」
女神「この空間は老死や事故死など自然死でないと入れないの。けれど自殺にも細かく区分があって、現世でそれほど苦労もしてないのに死にたいとか、そういうモヤシ野郎に関しては一からやり直してもらったり……とまあ細かく話していくとキリがないのだけれど」
雷人「ふむ」俺ギリじゃね?
女神「で、ここからが本題で、これからあなたにはこの空間でほぼ永遠に過ごしてもらいます。」
雷人「え!?ちょっと待てよ、俺悪いことは…まあ…したが、人に迷惑はかけてないぜ?俺の異世界転生物語はどうなるんだよ!」
女神「最後まで黙って話を聞かんか!お前が無修正物を見たことなどどうでもいいわ!」
雷人「ギクッ」
女神「それよりなにw?異世界転生とかwそんなものないからw」
雷人「!?ぇっ…ない……の?」
「な~に夢みてんのよ。そんな都合よく中世代の世界で、魔法もあってなんて、この世界にねーし。あっても人型じゃないキモい生物が火を吹く程度の世界だし」
雷人「そ、そこまで言わなくても……そんな…、それじゃあこんな白い空間で俺はナニしてろっていうんだ」
女神「あーもう細かいことはあとにして、えー、ここではどんな願いも叶えることができます。」
雷人「え?」
女神「だから!ここでは願いを私に言えばどんなものでも手に入るし、物に限らず彼女、彼氏、友人選り取り緑」
「あなたが想像できることは、女神が必ず実現できる!(ゝω・´★)」
雷人「え?マジ?」
女神「うん、まぢ」
雷人「え?いくつ?」
女神「いくつでも」
雷人「え?まぢ?」
女神「so まぢ卍」
雷人「うっしゃー何でもやりたい放題かよ。やったぜ!自殺とかしなくてよかったわ~ヒャッハー何しよっかな~ムフフヘへ」
女神「まだ話は終わってないけど。試してみる?」
雷人「みるみる!」
女神「では雷人よ、願いを言いなさい!」
雷人「よし、じゃあ俺は、スケボーがやりたい!」
女神「え?」
雷人「スケボーとスケボーに最適なフィールドを出しておーくれ!」
女神「っ……あなた…何て言うか…凄くささやかな願いごとね……。」小声「どうせエロいことでもいきなり願うと思ったのだけれど……
雷人「ん?なんか言った?ね~早く出してよ~」
女神「ハイハイわかったわよ」
女神はそう言うと、左腕を肩の高さまであげ、手のひらでまるで地面を引き揚げるように動かした。
と、地面からゲームで見たような丸い高台のようなものや、そり立つ壁のような物とか色々でてきた。
そして掲げたままの左手で指パッチンをすると、ボードが空から落ちてきて左手で取ろうとしているが、女神の脳天に直撃し床に落ちた。
女神はイラつきをぶつけるかのようにそれを踏み上げ、右手にボードを取り、床に突き立てた。
そして痛さを我慢しつつ微笑み、どや顔をしていた。