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『塔』の掃除人  作者:
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塔の南、塔に太陽を遮られない地域には、いつからともなく村ができた。

トミナミ村、と呼ばれている。

村には塔に住まう研究者に教えを請いたいとあつまった者や、塔を相手に商売をする者が中心となって住んでいる。

できるだけ安全に暮らすためにと周りは堀と壁で囲まれ、まるで要塞のようだ。


周辺の巨大生物はビーストと名付けられた。

ビーストを狩りに来た狩猟者はトミナミ村の周辺にテントを張るか、高い金を払って村の中にある旅館に泊まるかしている。

その狩猟者から獲物を買い取り、処理をするのは塔の西側にあるトニシ村の仕事だ。処理をする際の血や臭いが肉食のビーストを呼ぶため、トミナミ村からは離れている。住人の多くはトミナミ村に住み、日中のみトニシ村で仕事をする。トニシ村に住むのは、自分の腕に自信のある者。或いはビーストに壊されない強度をもつ家を作ることができたものだけだ。


ビーストの巨大さゆえに作ることが出来る迫力ある剥製や、継ぎのない良質な毛皮などの素材を求め、この村を訪れる者は多い。


塔からもたらされる知識と、ビーストの素材。

この二つにより、塔の周辺は賑わいを見せていた。

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