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第22話 キリマンジャロ再挑戦、初日~2日目

 ガイドとポーター2人は既に決まっており、前回と違ってすぐに出発する。

 前回は好天の中、気持ちよく歩いた。今回は曇り空なので、この時期、と言うより初日は歩き易い。2日目からは寒くなるであろうが。登山者が少ない所為か、小鳥の囀りが実によく聞こえる。子供たちの姿も見えない。周囲は霧雨に煙り幽境の雰囲気があり、前回とは別の山を歩いているみたいである。野の花を撮り、小鳥の囀りを聴きながらゆっくりと歩を進める。


 3時間40分ほどで、15時15分にマンダラハットに到着した。マンダラハットでは、途中で追い抜かれた日本人男子と相部屋になった。部屋割りはどのように決めているのだろう? マラングゲートで入山手続きをする際にガイドに告げているのかな?

 彼は北海道大学の学生であり、地質学を専攻しているが、1学年休学してアフリカを周っているという。ザンジバルで一緒だった戸田さんといい、羨ましい限りである。7月にナイロビに到着した早々にケニア山に登頂したそうだ。

 私が日本のガイドブックで調べたところでは、アプローチが長く、途中に宿泊施設は無かったので今回のプランからは外していたのであるが、彼はどう対処したのだろうか? 名前は竹本さんという。

 今回のキリマンジャロ登山では、ガイド、ポーターに計100USドル払ったそうだが、食事も荷物運びも全て自身でカバーしているそうだ。それでは、ポーターは不要ではないか。ポーター無しでガイド料60USドルぐらいが妥当ではないのだろうか。


 夕食はポークの乾燥肉とジャガイモ。スープはトマトでヴォリューム満点であった。。


 2日目。

 夜中3時過ぎにトイレに発った時、空を見上げると星が輝いていた。よし、いいぞ! 朝起きた時も青空が広がっていて心がウキウキしてきた。

 山行は晴天の中広々とした牧草地が続き、ハイキングムード十分である。常に、最高峰であるキボ峰とマウエンジ峰は姿を見せていてくれた。登山者の数も多くなく時折一人旅になる事もあり、静かな山行が楽しめる。ポーターとは途中何度も抜きつ抜かれつで、その都度声を掛け合った。

 今回も又、白人女性が担架で運ばれて行くのに出くわした。高山病であろう。白人女性は低酸素に弱いのだろうか? 


 昨夜のルームメートの竹本さんは私よりも後から出発していた。途中で抜かれるであろうと予想していたが、抜かれなかった。ホロンボハットのすぐ下にきれいな沢がある。前回同様、ここで身体を拭いてウェアーは総入れ替えした。天気が良くなったので気持ちがよい。

 今夜も竹本さんと相部屋になった。彼は8時半に出発して、13時半に到着したそうだ。山行の終盤から時折ガスがかかるがすぐ晴れる。スキー場で何度も経験しているが、ガスに覆われてしまったら方向音痴の身には大変だ。


 朝出発前にランチボックスは貰っていたが、14時頃ポーターが昼食を運んできてくれた。それから3時間も経たないうちに夕食である。メニューは乾燥肉がポークからチキンになったが、ヴォリューム満点で塩が適度にきいていて美味しかった。


 昨日、今日と竹本さんにケニヤ山の山行談を聴いているうちに、だんだんと自分も登頂したくなってきたが、今は何をおいてもキリマンジャロ登頂である。


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