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ミッドウェー海戦の兵装転換について  作者: 田丸 彬禰


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68/68

ミッドウェー海戦の兵装転換 68

さて、最後となるが、ミッドウェー海戦時、日本海軍が想定した戦いの推移であるが、実を言えば、史実に存在する。


マリアナ沖海戦。


もちろん攻守が逆になっているのだが。


まず、アメリカ軍がサイパンをはじめとしたマリアナにある日本軍基地を攻撃する。

それに先立ち、マリアナから遠く離れたビアク島に上陸を始める。

日本軍はそれに誘い出されるように動き出す。

この結果肝心のマリアナ方面への出撃が遅れ、その間に陸上基地が徹底的叩かれる。

そして、本番となるマリアナ沖での空母決戦では、数で圧倒され大敗することになる。


まず、敵の本拠地近くに潜水艦による哨戒網をつくる。

次に陽動作戦をおこない、敵の混乱を誘い、敵艦隊が現れる前に地上基地を無力化する。

そして、慌てて現れた敵と空母決戦に持ち込み、これを殲滅する。


だが、作戦が筒抜けになって待ち伏せされたのが日本。

完璧な形で作戦が成功したのがアメリカということになる。


さらに言えば、つまらないアウトレンジ攻撃などせず、日本軍伝統の「皮を切らせて肉を断つ」撃ち合いをおこなったほうがもう少しましな戦いになったと思われる。

なぜなら、上空の直掩機もほとんどいない状況で一方的叩かれたにもかかわらず、沈没した空母は飛鷹のみ。

アメリカの攻撃もたいしたことはなかった。

そして、攻撃隊に護衛をつける必要があるため、空母直掩機が四百五十機などという事態にはならず、「マリアナの七面鳥撃ち」を免れたかもしれないのだから。


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