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ミッドウェー海戦の兵装転換について  作者: 田丸 彬禰


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63/68

ミッドウェー海戦の兵装転換 63

九時五十分。

空母一隻を撃沈した日本軍が引き上げる。

その帰途を待っていたエンタープライズから発艦した戦闘機十機、爆撃機三十三機、雷撃機十四機、ホーネットから発艦した戦闘機十機、爆撃機三十五機、雷撃機十五機。

むろん位置が掴めぬ日本艦隊への誘導役を日本軍機に担わせるためなのだが、当然後方を飛行するアメリカ軍を日本側も確認し、母艦へ報告する。


百機の敵機が攻撃にやってくる。


日本空母の直掩機は十二機。

当然圧倒的に不足している。

すぐさまミッドウェー島に進出する予定の第六航空隊二十一機も迎撃準備をおこなう。

合計三十三機。


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