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ミッドウェー海戦の兵装転換について  作者: 田丸 彬禰


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60/68

ミッドウェー海戦の兵装転換 60

五時十五分。

史実では日本軍機動部隊アメリカ軍偵察機に発見され、ここからミッドウェー島から飛来した爆撃機の連続攻撃に晒されるのだが、北東へ転舵したことにより発見を免れることができた。


一方の日本側も深夜の急な進路変更は索敵に大きな混乱を起きる。

無線封鎖をしているので詳細を伝えられず、各機予定通りの到達場所へ向かうことになったのだ。

だが、北東、そして東への進路変更は索敵についても日本側にさらなる幸運をもたらす。

なんと探していたアメリカ空母は目の前を航行していたのだ。


七時。

筑摩一号機に続いて、筑摩一号機と利根四号機の隙間を埋めるように追加で偵察に出していた赤城の五号がアメリカ艦隊を発見する。

偵察機からの長波輻射によって位置が確認される。


七時三十分。

艦隊攻撃仕様の第一次攻撃隊が発艦を始める。


第一次攻撃隊。

戦闘機。

各艦九機計三十六機。

艦爆。

赤城、加賀、各十八機、計三十六機。

艦攻。

飛竜、蒼龍各十八機、計三十六機。


追加偵察は赤城艦載機がおこなうことになったため、史実通りの機数で攻撃に向かうことになった。


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