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ミッドウェー海戦の兵装転換について  作者: 田丸 彬禰


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51/68

ミッドウェー海戦の兵装転換 51

当然空母にいた戦闘機二十七機はすぐに迎撃のために発艦させ、続いて爆撃機と雷撃機も退避のために上空に上げる。

また、戻ってきた艦載機十五機も迎撃のために反転するものの、こちらは燃料も弾薬もほぼ残っていない状態での戦闘、形だけ攻撃で編隊を乱す程度の効果しかない。

日本軍の戦闘機にあっという間に駆逐される。

続いて、ヨークタウンからあがってきた二十七機が。飛竜の戦闘機九機と艦攻十七機、そして、瑞鶴の戦闘機十五機、艦爆二十四機、艦攻五機と交戦状態にはいる。

戦闘機の数はほぼ同数。

これはケース一で利用した数値である損害率である、戦闘機十二パーセント、艦爆二十二パーセント、艦攻二十八パーセントを使用する。

飛竜隊は戦闘機一機と艦攻五機、瑞鶴隊は戦闘機二機、艦爆五機、艦攻一機を失うものの、攻撃態勢にはいる。

最後の空母を守ろうと輪形陣を組む護衛艦の対空砲により、


まず攻撃に入った瑞鶴隊の艦爆十九機のうち七機は撃墜されたものの、十二機を投弾、七発命中。

続いて瑞鶴の艦攻隊が雷撃体制に入る。

一機は落とされたものの四本の魚雷を発射、一本命中。

さらに飛竜の艦攻隊もヨークタウンを狙う。

十二機のうち二機を落とされたものの、十本の魚雷がヨークタウンを襲う。

四本の魚雷命中。

さすがにこの大きさの空母が五本の魚雷を受けて助かるはずもない。


ここでアメリカ軍の空母はすべて沈む。


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