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ミッドウェー海戦の兵装転換について  作者: 田丸 彬禰


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45/68

ミッドウェー海戦の兵装転換 45 

では、始めてみよう。


六月五日。

午前四時三十分。

空母五隻からミッドウェー島を空爆する第一次攻撃隊が発艦する。


赤城と加賀から戦闘機各九機、艦爆各十八機。

飛竜と蒼龍より戦闘機各九機、艦攻各十八機。

そして、瑞鶴より戦闘機十五機、艦爆二十七機、艦攻六機。


戦闘機五十一機、艦爆六十三機、艦攻四十二機。合計百五十六機。

指揮官は史実では友永大尉だが、ここでは瑞鶴の飛行隊長である嶋崎少佐が担う。


ここで重要なのは戦闘機数。

真珠湾攻撃時、第一次攻撃隊が四十三機、第二次攻撃隊に至っては三十六機だったことを考えると、この数は非常に大きいといえる。


続いて上空警戒のために各空母から戦闘機を飛ばすわけなのだが、ここでも瑞鶴の参加によりその数が向上する。

計二十八機。

そして、第二次攻撃隊の発艦がない瑞鶴に上空の警備にあたる戦闘機が下りる段取りになった。


そして、偵察機。

史実の数に加えて、瑞鶴より六機の艦攻が偵察に加えられ、綿密な偵察がおこなわれる。


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