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ミッドウェー海戦の兵装転換について  作者: 田丸 彬禰


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ミッドウェー海戦の兵装転換 40 

一番簡単なのは戦いが終わった直後に残っていた艦載機の数が推測するもの。


まず、珊瑚海海戦じ、瑞鶴と翔鶴の戦闘開始前、戦闘機三十七機、艦爆四十三機、艦攻三十七機を積んでいた。

着艦し廃棄したものを含めて残っていたのは、戦闘機二十四機、艦爆十九機、艦攻十機。

そこに不時着した戦闘機七機、艦爆八機、艦攻一機を加える。

ということで、これがその数字となる。

戦闘機三十一機、艦爆二十七機、艦攻十一機、計六十九機


十分過ぎる数となる。

特にここまでやってきた中で上空に上げる戦闘機が圧倒的に不足していたことを実感する身としては、この三十一機だけを積んで防空戦専用として参加してもよかったのではないかと思えてしまう。

まあ、空母は攻撃機を積んでナンぼという当時の日本海軍では絶対に出ない思想ではあるのだが。



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