ミッドウェー海戦の兵装転換 4
無事空母を飛び立ち、第十六任務部隊のもとに向かう日本軍第二次攻撃隊は戦闘機三十六機、艦爆三十六機、艦攻四十五機、合計百十七機。
そして、ここから空母攻撃が始まるわけなのだが、日本海軍の損害率を見てみよう。
まずは米空母上空で待ち構える戦闘機によるものだが、これを算定するのは意外に難しい。
アメリカ機動部隊の護衛戦闘機は第十六任務部隊の三十四機と第十七任務部隊の戦闘機は二十一機。
とりあえず第十六任務部隊だけとした場合は三十四機。
それに対し、日本軍は戦闘機三十六機。
実は、この戦いの後、ほぼすべての戦いでアメリカ軍機の方が圧倒的に多く、ほぼ日米同数の戦いというのはほとんどない。
つまり、参考にできるものがあまりないのだ。
とりあえず、ここで選んだのはふたつ。
まず、ミッドウェー島に第一次攻撃隊。
日本軍の戦闘機三十六機、米軍は戦闘機二十六機。
日本軍の損害は、戦闘機二機、艦爆一機、艦攻五機。
これが実際の損害となる。
続いて、この海戦の前におこなわれた珊瑚海海戦を見てみよう。
日本軍は戦闘機十八機、艦爆三十三機、艦攻十八機が敵空母に向かう。
それに対する米軍の上空護衛は十七機。
戦闘後の生還機。
翔鶴損傷のために瑞鶴に着艦した機が指標になる。
戦闘機十七機、艦爆十九機、艦攻十機。
損害。
戦闘機一機、艦爆十四機、艦攻八機。
米空母対空砲火によるとされる被撃墜数。
艦爆二機、艦攻五機。
ここから勘案される戦闘機による損害。
戦闘機一機、艦爆十二機、艦攻三機。
このうち損害に含まれる戦闘機は近くに不時着、翔鶴に艦爆一機が着艦したようであるが、戦闘機一機、艦爆十二機、艦攻三機を損害とする。