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ミッドウェー海戦の兵装転換について  作者: 田丸 彬禰


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17/68

ミッドウェー海戦の兵装転換 17

史実にない要素。

それはもちろん、エンタープライズとホーネットの沈没である。

そして、そうなると当然日本軍に起きた事態がアメリカ軍にも起きるということになる。

すなわち、二隻の空母の艦載機をヨークタウンが収容する事態になるということである。

当然ながら、三隻の空母を炎上させた攻撃隊もこれから帰ってくるわけなのだが、当然防空にあたっていた戦闘機群が大挙してヨークタウンにやってくるということになる。

そして、それは史実の数倍の数の戦闘機が待ち構えているところに僅か六機の戦闘機に護衛された艦攻がヨークタウンの攻撃に向かうということになる。

しかも、アメリカ軍にはレーダーがある。

突然上空に敵機が姿を現すという事態はありえないということである。


友永隊がどうなるか?

そのためには撃沈された二隻の空母所属の艦載機の状況を確認しておこう。

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