006 〈皇帝候補と家族1〉
………ライムス公国には、三種類の貴族がいる。
"王家貴族"、"上流貴族"、"下流貴族"
・王家貴族……………王家、もしくは王家直系子孫から3親等までを指す。
・上流貴族……………王家貴族に入れなかった王家の
親戚と、王家直系子孫の親友と 家族も入る。
・下流貴族……………元王家と、皇国近衛騎士の幹部
家族、など
アデル・ヴェネツィアは、この三つの中の、上流貴族に該当する。正確には、旧上流貴族らしいが、(街の人の話から)
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「君の国には、無かったのかもしれないけど、私の国、ライムス公国には、家族制がある、だから私と君との間には、家族と言う切れない繋がりがある。だから、私の王戦が終わるまでは、この国から出られない。」とアデルは、淡々と言ってもう話は、無い?と聞いて、「無い。」と言う答えを聞いて、自分の部屋に帰った。
「はぁ、これは厳しい戦いになりそうだなぁ、」
と俺は呟いた。
これも聞いた話しだ、この国に置いての"王戦"(ロイヤル・キングス)は、約二百年から五百年に一度行われるらしい。
期間が空く理由は、子孫の数だ、"王"の座は、直系子孫のみとされていて、現在の王に、子孫が少なかったら、直系子孫は、減る、つまり子孫が少なければ、王の継続及び継承が、できなくなる。
子孫がいなくなり、自分が死んだ場合、その三日後に、王戦の開催が、ライムス公国"王管理庁"長官から宣言される。
アデルが王戦に立候補したのは、王になりたいからと言う理由と、兄にへの復讐らしい。
十年前
アデルの兄、リオル・ヴェネツィアは、大量虐殺を駅で起こし、この国の近衛騎士が緊急出動する事態となった。それでも見つからず、逆に近衛騎士が殺され殺した人数から増えた。
二年前
やっと見つかった時、リオルは、痩せこけまるで悪魔みたいな顔だったらしい。
兄のせいで上流貴族の剥奪を受け、両親は、離婚、剥奪を受けたが今までの貢献から支給された家を残し、元両親は、ヴェネツィアを名を捨て他国に逃げた。
妹で残されたアデルは、"王"となり収監されている兄と、ヴェネツィアの名を復活させたいじゃあないかな。
と俺は聞いた。「ありがとう」と言い決めた。アデルを"王"にすると、
"王戦開始"まで(王戦は、3時から始まる。)残り1日と2時間