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もし転生したら勇者では無く、魔王を目指したい。  作者: 古神龍之介
第1章 異世界でも必要なのは、やっぱり 衣食住そして‥‥‥‥
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003 〈異世界生活2日目〉

「ここデカすぎだろ…………」中に入って来る光から朝になった事が分かった。体内時計による試算だが、多分4時間以上歩いている。なのに…………

「出口何処だよ………………」難解な迷路に挑戦している感覚である。



▽△▽△▽△




「お嬢様………」「何よ………朝から」「男が逃げました。」「………………………そう…捕まえなさい。…………早くね…今日の"玩具"(おもちゃ)なんだから」「はい……分かりました。お嬢様………」と言って五人の男達は、俺を捕まえに向かった。


「はぁはぁ……もう……無料だ、………腹減った。」腹が減り……倒れた瞬間、いい匂いがした。約2日(体内時計によると)食べていない俺は………最後の力を振り絞って歩き……………着いた。

「やっぱり来た………………捕まえなさい。」「…………はい。」分かっていた。罠だと……………それでも衰弱している俺は…………考えるより先に行動に出た。

そして……………捕まった。



目隠しをして連れ出された俺は……………酷く臭い部屋に連れていかれた。目隠しされていながらに分かる。ここは…………拷問部屋だ、血なまぐさい匂いと、鉄臭い匂い、そして…………酷く冷たい床……目隠しによって"視覚"を失っていても分かった。


「目隠しをはずしてあげなさい。」「……………」

目隠しが外され、部屋の全貌が明らかになった。

やっぱり…………そうだ。そこは漫画や映画などで表される拷問部屋そのままだった。

「………フフッ君面白い……君が初めてだよ、この部屋を見て騒がなかったのは、……………何、痩せ我慢?」「………痩せ我慢?そんな訳無いだろう…………見慣れてるからなぁ、漫画で」「漫画?何それ…………よく分からない事言わないで…………まぁいいわ、君は、どう叫ぶかな。」と言って………名も知らない少女は、ペンチをカチカチと鳴らし…………

僕に近ずいた。その後の事は、言わずもがなだろう。




▽△▽△▽△▽





「騒がなかった……………」と言った少女の目線には、爪と歯が全て抜かれた。少年が座っていた。

顔は、ボコボコで、体のボロボロ、死にかけているのに……………………何も騒がない…………いや、もう騒げないのかもしれない。

「あんな奴初めて…………はぁ興醒め……………処分しといて……………」「………………分かりました。」と言った男は………「すまないな………今楽にしてやる。」と言って。俺の首を折った。

こうして俺は、異世界生活二日目で死んだのだった。

普通ならここで全て終わるだろう…………だが、俺は、違った。


「解…………………ギフトによりEXエクストラスキル、"無限生命"(ライフ・エンドレス)……………を取得…………………EXエクストラスキル"無限生命"(ライフ・エンドレス)の能力"当該者の世界線へ影響与える前への蘇生"により………………当該者=神石亮吾の蘇生を……………………実行…………………成功しました。」




▽△▽△▽△▽





「ここって…………」そこは、天国では無く、"転生"直後にいた………場所だった。「嘘だろ…………俺、死に戻りした……………のか、」現実味の無い現象に戸惑いを感じながらも……………俺は、立ち上がり、この後現れるだろう、サイコパス少女を待った。

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