009 〈王戦と王戦管理者(ロイヤル・プリデスタ-)〉
王戦管理者、その役職が貰えるのは、この世界に三人しかいない。王管理庁長官と副長官の三人だ。
その中で俺を狙ったのは、副長官であるヴィンセント・アブラハム。俺には、何故狙ったのか知る権利がある。そう言って俺は単身乗り込んだ。
〈王戦開始まで残り八時間〉
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「お前か?………………」「いかにも、私がヴィンセント・アブラハム………」「そうか、なら一つ聞きたい。何故俺を、俺達を狙った?」「私は、彼女が"王"に相応しいと思ってない。…………彼女の兄は、私の大切な息子を殺した。…………そんな奴の家族が国を牛耳る………それが……………………何よりも、許せない………………だから、私は……………彼女を…………王戦から下ろしたい。………………」「それだけか?、……………本当にそれだけの理由で人を殺そうとしたのか?…………………なら、お前は、ただの可哀想なオッサンだ。」「…………………ハハッ、それぐらいの、やつならもう笑えるようになったよ……」と言ってヴィンセント・アブラハムは、「君に聞きたい…………君は、どんな状況下でも、彼女を守るのかい?」「あぁ騎士だからな、…………………」「それに……………俺は、アイツから衣食住をもらった。それなりに覚悟決めてるよ、」
「そうか、覚えておくよ………………その言葉を、」
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最後の不気味な、ヴィンセント・アブラハムの言葉に恐怖を感じながら残りわずかな時間を……………を使い、最後の賭けを………………始めた。
それは………………共闘である。
これが最後の手段であり、フリューヘルムに勝つ唯一の手段だ。だから今まで、色んな所を回って餌を落としていた。後は、餌にかかった候補者を、捕まえるだけである。
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午後3時、王戦が終結を迎え、全国民による、投票が始まった。
王戦候補者が集まる中、アデルは、いなかった。
何故か?…………それは、1時間前に撃たれたからだ。即死だった。俺が隣にいたのに…………………俺は、失意の中、"新たなる王"……………の行く末を見守る事にした。本来アデルがなる座に座ったのは、フリューヘルムだった。
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1年後、「お前が………アデルを殺した。……………の…………か?」「アデル?誰だそりゃ……」「お前だけは、許さねえ…………」と言って、竜王拳を放つのだった。
第一章 異世界でも必要なのは……………………やっぱり衣食住そして…………… ~完~
第二章 キレた主人公は、異世界でも恐ろしい。
~始~




