実技試験2
実技試験はこの話で終わりになります!
毎日読んで頂き誠にありがとうございます!(*´▽`人)アリガトウ
毎日1000PV近く見てもらえてビックリ!しています!
これからも末永くよろしくお願いします〜( ੭´꒳`ᑦ )
試験が再開されユート、クリスは順調に勝ち上がり最後の三人に残っていた
「よし!俺と模擬戦をする三人が決まったな!
それでは一人ずつ模擬戦をする!
まずは・・・」
最初に呼ばれたのは盾と片手剣を使う冒険者だった
「ぐはっ!!!!」
「終わりだな。なかなか筋がよかったぞ
ただ盾の使い方がまだまだだな」
「あっありがとうございました!」
(ほう。さすが元SSランク、動きに無駄がない。
まだまだ本気では無さそうだな
しかし強固と呼ばれるだけあるな。あの大盾による防御が厄介だ
盾で弾いた後、即座に詰めてショートランスを突き刺すか)
ユートが考えているとマーキスが次の受験者を呼ぶ
「では次!クリスティ!」
「はっはい!」
クリスは呼ばれ緊張した面持ちで立ち上がった
「クリス頑張ってこいよ。緊張してると体が上手く動かないぞ」
「わわわわかってるから!言われるとさらに緊張するからやめい!」
「まあ気楽にな。負けても不合格になる訳では無いみたいだからいつも通りやればいい」
クリスは顔を叩いて緊張をほぐす
「よーし!少しでも善戦してやる〜」
「その意気だ!」
クリスはマーキスの前に立った
「うむ!では好きなタイミングでかかってこい!」
「わかりました。スゥー・・・行きます!」
クリスは最初の一撃に賭けたのか膨大な魔力を体中に纏わせていた
(一気に勝負に出たな。あの魔力の消費量だと恐らく数秒でブーストが切れる)
「ほう!見事な速さだ!だが俺の大盾には無駄だぞ?」
マーキスがそう呟くと大盾を前に突き出した
「はぁー!!!!」
ブン
クリスはマーキスに向かって槍を投げつけた
「ぬうぅ!」
マーキスは槍が大盾に当たった反動で後ろに少し下がった
(なるほど。あれは上手いな
大盾は視界が狭くなる欠点を利用してるな)
マーキスは大盾の隙間から前を見る
しかしクリスの姿が見えない
「うりゃああああああ!!」
クリスはマーキスの真上から現れ全力で拳を振り落とす
「!?完全に不意をつかれたわ!褒美に俺の本気を見せてやろう。【ブースト】!!」
ゴッ
「かったーい!!」
クリスの拳はマーキスの頭に当たったが、ブーストを掛けた硬さにやられたのか手をブラブラさせていた
「終わりだな。作戦は悪くなかったぞ!これからの成長に期待してる!」
「はい!ありがとうございました!」
キレイなお辞儀をしてふらふらと戻ってくるクリス
「いてて・・・あっさり負けちゃったよ」
「惜しかったな。負けはしたが一瞬でも本気にさせたのはクリスだけだから誇っていいと思うぞ」
「えへへ〜ありがとうユート君!ユート君も頑張って!」
「ああ、精一杯やってくる」
「では最後!ユート来い!」
「はい」
「さて、楽しみにしてたぞ!」
「俺も楽しみです」
「では好きなタイミングでかかってこい!」
「では・・・行きます!」
ユートは身体にブーストを掛け、刀を抜かずにマーキスの前まで走る
「さすがに速い!だが速さだけでは俺の防御は抜けんぞ?」
「分かってますよ。 絶一刀」
ギィィィィン
「うぬっ!?まだまだあああ!」
マーキスはブーストを掛け、盾を前に突き出し、盾の後ろからタックルする
「これが俺のシールドバッシュだ!」
ユートは刀を弾かれすぐさま距離を取る
「さすがに硬いな!」
「さあどんどん来い!」
「ええ・・・わかってますよ!」
(本気でやると刀が持たないな。アレックから教えてもらったあれやるか)
するとユートは刀に魔力を通した
(よし!ブーストを刀に流せた!これならば強度が上がっているはず!)
「では行きます!」
ブーストを脚と腕に集中的に流し先程より速く走った
「まだ上がるか!」
ユートはマーキスの周囲をフェイントを入れながら走る
(今の俺ならやれる!)
「行きます。神崎流刀術:乱れ咲【乱舞】」
ガンガンガンガンガンザシュッガンガンガンガンガンガンガンザシュッガンガンガンガンガンザシュッガンガンザシュッガンザシュッガンガンガンザシュッ
ユートはマーキスの周りから高速で走り
乱れ咲を連続で放つ
少しずつマーキスの体に傷が付いていく
「グッ!グッ!まだ俺は倒れんぞ!」
徐々に押されだしたマーキスはガードしながら後ろに下がり死角を無くす
「これならお前の姿が見えるぞ!」
マーキスは盾を前に構え隙間から顔を出す
ユートは動きを止める
「ふう。ではこれでラストです」
ユートは防御に振るのを止め、残りの魔力限界まで腕と脚にブーストを掛ける
一盾の手前まで距離を詰め体を回転させ技を放つ
「神崎流刀術:暴渦」
ガリガリガリィィィーーン
グサッ
マーキスの持つ大盾が穴を開け、ユートの
刀がマーキスの拳に突き刺さる
「ぐぬっ!・・・俺の負けだな……」
マーキスは割れた盾を見ながら話す
「ありがとうございました!でも俺もギリギリでしたよ」
ユートはそう言うと刀を一回振った
すると刀は音を立てて砕けた
「この通りです」
「・・・武器の寿命も見極めていたか。流石だな!」
二人は握手をし、その後実技試験が終わった
「これで実技試験は終了だ!負けてもまだ不合格とは限らない!
今後Bランクでやって行けるかどうか、俺の目で見た評価を上に伝えておく!
各自今日はゆっくり休め!まだ最後の試験が残っているからな!
最後の試験は三日後朝から始める
集合場所は東門だ!遅れないように!
以上解散!」
マーキスの合図で皆地下から出ていく
「ユート君めっちゃかっこよかったよ!」
目をキラキラさせながら近寄ってくるクリス
「ありがとうクリス」
「ねえねえ、今日も小さなひかり亭でご飯食べない?」
「ああいいな。魔力使い過ぎてお腹減ったよ」
「よーし!早速レッツゴー!!」
二人は小さなひかり亭に向かって行った
ギルドマスター室
コンコン
「入れ」
「失礼します。本日の実技試験が終わりました」
「お疲れ様です。どうでしたか、ユート君の実力は」
「はい。俺も本気で戦わせてもらいましたが相性が悪いのもありましたが・・・負けました」
「ほう?マーキスでも勝てませんでしたか」
「はい。パーティ戦なら負けないかもしれませんが1体1となるとさすがに……」
「なるほど。わかりました。実力はどの程度ありそうでしたか?」
「まだ完全に実力を出しているかわかりませんが最低でもSランクは超えるかと」
「やはりエストの言う通りみたいですね」
「ですね。久しぶりに歯ごたえのある冒険者でした」
「アレック、エストレア、マーキスが認めるとなるとSランクの試験まで視野に入れないといけませんね」
「特殊依頼ですね」
「そうです。とりあえずBランク試験が終わりAランクの打診を」
「わかりました」
マーキスは部屋を出て行く
「剣技だけでマーキスに勝ちますか・・・魔法も加えるとSSランクまで行きそうですねぇ
国王陛下にも進言しておきますか」
ギルドマスターは椅子に座り直した
王都は登場キャラが多くて書くのが難しい……
でも頑張ります!(p*`・ω・´*)q




