アビスオーガ戦1
魔物の大軍との闘い開始です!
ザシュ!
「ちぃ!数が多くて近付けん!」
ユートは魔物達に囲まれていた
(何体か抜けられたな…後ろは冒険者達に任せるしかないな)
ユートは考えながら魔法を放つ
【ファイアランス】
ドスッ!シュボボボ!
目の前のランページボアはファイアランスに焼かれながらも突進してくる
ユートは避けながら刀を振る
ズッ
バシュウウウウ!
(キリがないな・・・)
そう思いながらも次々に魔物を狩る
すると魔力が上がっていくのを感じた
(またあの魔法か!撃たせるわけには!)
だかユートの前にはまだまだ大量の魔物が押し寄せて来る
「じゃまだあああああああああ!!」
ユートは乱れ咲を使い、魔物をメッタ刺しする
ブシュ!ブシュ!ブシュ!ブシュ!ブシュ!
次々と魔物が血飛沫を上げ倒れて行くが先が見えない
そしてまた魔法が放たれた
(まずい!)
魔法は門に向けて飛んで行く
バシュン!
だが門の前で魔法が弾かれた
(あれは・・・シャインバリア!)
ユートはふとそう思うと門の上にエストの姿あった
「門の前は私がシャインバリアで防ぐ!
怪我をしたものは中に!」
(エストがシャインバリアを張ったのか!!これなら戦闘に集中出来る!)
ユートはそう思い、少し離れた場所で大剣を振るうアレックの近くに向かう
「アレック。今から魔法を使う
ちょっと魔力溜めるから時間を稼いでくれ!」
「了解!任せてよ!」
ユートはそう言うと足にウィンドブーストを
掛け飛び上がり詠唱を始める
魔力が溜まりユートは魔法を放つ
「これでも喰らえ!【エクスプロジオン】」
ユートが魔法を地面に放った瞬間、アレックはその場を猛スピードで離れる
パシュン
ドバアァァァァァァァァァァァン!!!!!!
撃ち放った場所から大爆発を起こし、凄い熱風と砂埃が舞い上がっていた
魔物達の悲鳴を上げ絶命していく
(大体は倒れたか?)
そう思ったユートはウィンドブーストを解除し地上に降りる
(!?近い!!)
降りた瞬間、ユートの気配察知に魔物が引っかかる
すると砂埃が舞い上がる中から大きな剣が出現し、ユートに向かって振り下ろされた
GURAAAAAAAAAAAAA!!
ユートは脚にウィンドブーストを掛け、後ろに下がって避ける
ドゴォン!!
(親玉がまだ残ってるか・・・
あれだけの魔力を込めたのにほぼ無傷とはな)
ユートはオーガに向けてファイアランスを撃ち込む
ドスッ!
しかしファイアランスは当たった瞬間すぐに消えた
(なっ!ファイアランスが当たったのに傷が全く無い!)
オーガは何食わぬ顔でユートに迫ってくる
オーガはユートに向かって闇魔法【シャドウスティッチ】を使った
「!?足が動かない!」
動きが止まったユートにオーガの大剣が迫る
ギィィィン
「グッ!うおおお!」
足が動かないユートは刀でどうにか受け流す
「んっ?動けるようになった!」
ユートはすかさず動きだし、オーガの周囲を動き回る
(足を止められるのは数秒って事か
あの魔法はやっかいだな)
ユートは考えながらヒット&アウェイを繰り返す
ユートはオーガの猛攻を避けながら、魔法を放ち、眼でオーガの身体を確かめる
するとオーガの胸にある黒い石がおかしな魔力を発しているのがわかった
(胸の黒い石が魔法を吸収している?
それに吸収した魔法を変換して使っているのか!?ならば!)
ユートは足を止め刀を鞘に納める
オーガの攻撃を避け、鞘から刀を抜く
「神崎流刀術:絶一刀」
ガン!
「なっ!」
オーガはニヤリと笑い、刀を大剣で受け止めていた
(止められた!?ちっ!)
ユートはそう思っていると
「僕を忘れてもらうと困るなっ!!」
オーガの後ろからアレックが大剣を振り下ろした
ブォン
ガァン!
しかしオーガの体は堅く、アレックの剣は弾かれた
GRAAAAAAAAAAA!!
オーガは咆哮を上げながら体を回転させ、アレックを殴った
「ぐふぉ!!」
「アレック!!」
アレックは脇腹を殴られ数十メートル先に飛ばされ倒れる
ユートはオーガに向けて技を放つ
「神崎流刀術:乱れ咲!」
ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!
(全て弾かれる!堅すぎるぞ!!)
オーガは何食わぬ顔で振り向き、ユートに再び猛攻を仕掛ける
ユートはギリギリで避けながら考える
(魔法の効かない
技も効かない
どうする!どうする!!
考えろ!考えろ!!
俺に出来る事はまだあるか!
俺に出来る事は全て出し切ったか!!
考えろ!考えろ!!)
ピコンッ
特殊スキル
■眼⇒脳眼に変わりました
生命の危険を感じた際、スキルは停止します
(いや、俺は未だやってない闘い方がある)
ユートは攻撃を避けながら含み笑いをした
ユート覚醒!ユート無双!いつも通りの勝ちフラグ!はいはい。
今回はどうなる事やら・・・




