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前世で眼が見えなかった俺が異世界転生したら・・・  作者: y@siron
第五章 掌握されていく国…そして…
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幕間 それぞれの一日 3

王都ギルドマスター・ギリアムの一日


どうも初めまして。私は王都エルシュタットのギルドマスターをしておりますギリアム・トレスと申します。

主なお仕事は書類確認、冒険者の事件、国王様との会議etc…やる事が多く忙しい毎日を過ごしております。

おや?何かあったようですね。

やれやれ、私が出ていかないとですね。

さて、今日も一日頑張りますか。


「いいじゃねぇ〜か〜今夜俺に付き合えよ〜

こう見えてもあの競争率の高い帝国でBランクになった男だぜ〜」


「ご遠慮させていただきます。それに今は業務中です。後ろに他の冒険者がお待ちになっておりますのでこれでお話しが終わりなのであればお引き取りください」


「あ〜ん?まだ終わってねぇだろ?アンタがOK出すまではどかねえよ」


ふむ、なるほど。うちの受付嬢がタチの悪い冒険者に絡まれていると

そして…


「いってぇ…なんなんだあいつ!いきなり割り込んで殴ってきやがって!!」


「おい止めとけって…あんなやつでも一応Bランクなんだろ。またなんか言ったらこれだけじゃすまないかも…」


ふむ、あの子が受付の最中に割り込み暴力を振るったとなるほど

とりあえず…


「大丈夫ですか?こちらをお飲みください」


「ギッ、ギルドマスター!いえいえ、こんなの屁でもないですよ!」


「とりあえずお飲みなさい。後は私がどうにか致しますので」


ギリアムは男と受付嬢の間に入り込む


「どうも初めまして」


「あん?てめぇのような優男の出る幕じゃねえんだよっ!!」


男がギリアムにむかって力強く拳を振るうが

ギリアムの顔の前に薄い氷の板が現れ、男の拳がぶつかる


「っ!?てえなてめえ!!早くその氷どけろや!!」


「フローズンナーブ」


「うっ!?」


ギリアムが魔法を唱えると男の動きが止まる


「オシゴトノ、ジャマヲシテ、スミマセン、デシタ…」


「はい。ではまたのご利用お待ちしております」


受付嬢がぺこっとお辞儀をすると男は不自然な歩き方をしてギルドを出ていく


「では私はあの方とお話があるのでちょっと出ますね」


「はい。いつもご迷惑をおかけします」


「いえいえ」


ギリアムは受付嬢に手を振り男の後をついていった


☆★☆★


東の門を出てコミの森近くまで歩くとギリアムは指をパチンっと弾く


「ぐっ!?はぁ…はぁ…やっとまともに動ける…てめぇ…なにしやがった!」


「ギルドの営業妨害していましたので強制的にご退場させていただきました」


フローズンナーブ

使用された相手の神経を凍らせる魔法

繊細な魔法の為、氷属性と魔力操作の熟練者ではないとただ単に相手を凍らせるアイスロックの魔法になってしまう

ギリアム程の使い手になると相手の行動、発声まで自由に操れる


「なんだと!何の権利があってんな事できんだよ!」


「こう見えてもギルドマスターですので」


「はっ?」


男の顔がみるみる青ざめていく


「おやおや?顔が青白くなってますよ?ああ、寒いのですね。暖めてあげましょう」


するとギリアムの手の平から炎が噴き上がる


「いえいえ!俺は元気ですので!それでは!!」


慌てて逃げようとする男

しかし振り返った瞬間足が動かない


「えっ?」


「おや?足が凍ってますね?溶かしてあげましようか?」


再びギリアムの手の平から炎が噴き上がる


「いえ!これくらい自分で砕きますので!」


「お気になさらずに」


「「ぎゃあああああああああああ!!!!」」


二つの叫び声が重なる

一つは目の前の男の叫び

もう一つは


「おや?あれは…」


空を飛んでいくオーガンの叫び声だった


「あの方向は…王城ですね」


その後、オーガンの姿を見たものは誰もいなかった…わけはない


☆★☆★


クリスティの一日


やっほー!ボクはクリスティ。みんなからはクリスって呼ばれてるよ!

みんな元気?ボクは元気元気!

ユート君がシーレウスに行っちゃってちょっと寂しい時期があったけど…今は帰ってきたユート君に成長したボクを見せつける為に日々努力してるんだ〜♪


今日は大事な日…今日も一日頑張るぞー!


「もう終わりか?」


「まだまだぁー!」


クリスは目の前にいる男に正面からぶち当たっていく


「ぐっ!?ほう…これは中々」


クリスの攻撃に一瞬だけ後退りをする


☆★☆★


「ありがとうございました!」


「うむ。最後の攻撃は良かったぞ!」


「ホントですか!?マーキスさんに言われると凄く嬉しいです!」


クリスはぴょんぴょんと飛び跳ねて体全体で喜びを表している


「本当だ。前に試験で相手していた時に比べて動きが段違いだったぞ。それに最後の技は俺見たいなタンク職以外なら初見で防ぐのは難しいだろうな」


ベタ惚れされてさらに激しく飛び跳ねるクリス、その時


バキッ!


「あっ!」


飛び跳ねた衝撃で床が抜けそれにハマる


「別に肥ったわけじゃないからね!」


☆★☆★


「では試験を始める!さぁかかってこい!」


試験官が剣と盾を構える


「では…いきますっ!!」


槍を構え試験官に真正面からぶつかる


「はっ!やっ!てやっ!さぁ!」


「はっ!ふっ!ほっ!せい!」


次々繰り出される連撃を盾と剣を上手く使いながら捌いていく


「ざぁ!じぁ!ずぁ!ぜぁ!ぞぁ!」


「だっ!ぢっ!づっ!でっ!どっ!」


お互いに意味不明な言葉を発しながらも良い攻防を繰り広げる

一旦距離を取り槍を上段に構える


「すぅ〜はっ!では…いきますっ!」


今日一の速さで試験官に向かって走り出す

そして今日一の速さで槍が試験官の足元を狙って突かれる


「速いが…俺には見える!」


試験官は槍がギリギリ届かない距離までバックステップをして躱す


「甘い…でっ!?」


躱したと思っていた試験官だが、いつの間にかおでこに槍がぶつかり後ろに倒れる


☆★☆★


「ありがとうございました!」


「うむ。試験通して良い動きだったが、最後の一撃…いや、二撃か?あれは特に良かった」


「ホントですか!?凄く嬉しいです!」


試験官に褒められぴょんぴょんと飛び跳ねて嬉しさを体で表現する


「これにてBランクの実技試験を終了する!結果は後日発表する」


試験官が試験終了を告げると同時に


バキッ!


「あっ!」


「別に肥ったわけじゃないからね!」


後日試験結果が発表され無事にBランクに昇格したクリスだが、床の修理代を請求され嬉しいと悲しいをダブルでくらってしまった


ちなみに最後に放った槍の技は

双槍打突(そうそうだとつ)


槍で上下にほぼ同じ速度で攻撃する技

最初に足元に槍の穂先で突き刺し

下に目がいってる間に頭を槍の石突で突く


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