第4話 戦闘
ボブとケビンは激しいバトルを繰り広げている。
「早く止めに行かないと」
「放って置きなさい」
放って置いていいのか?こういう時は普通仲裁に入って戦いを止めるとこだろ。しかしマザーはそんなこと全く気にしてないようだ。まあ、男2人が勝手に喧嘩を始めただけだし、うん、無視しよう。しかし
「なあにシカトしてんだコラ」
「私たちを無視するとは大した度胸ですね」
ケビンとボブが絡んできた
「あんたたちが勝手な事してるだけだろ」
「おまえ、見馴れない奴だな?さっきからマザーと一緒に居やがって。マザーは境界線に唯一この旅館の女将として経営してる方なんだぞ。おまえみたいな奴がいると虫酸が走るんだよ!」
ケビンの銃口がニノに向けられた。
「その事についてはケビンと同意です」
ボブも杖をニノに向ける。
「はぁ...いいぜ、受けて立ってやる。かかってきな」
ケビンとボブは嬉しそうに攻撃を始めた。
ケビンの銃弾とボブの杖から炎がニノを襲うが、それを上手くかわす。
「面倒だから一気に終わらせるか」
ニノの眼がブラウンからブルーに変わる。
ケビンのベルトとボブの杖に光が見える。
「ケビンって奴のベルト......あとボブは...杖か」
「いつまで逃げまわってんだ!いい加減やられちまえ!!」
銃弾が更に激しさを増すなか、ケビンの後ろでボブが何かを唱えていた。
「炎の精霊よ。我に力を御貸しください。フレイムバースト!!」
炎の塊がニノを襲う。
ニノは猪突猛進の如く一気に直進し、バーストを髪が触れるギリギリで避けてそのままボブの杖を奪いとった。そしてそのままケビンのベルトも奪った。
「あ!杖を返せ!!」
「俺のベルトが!!」
杖には何か文字?紋章のようなものが書き込まれており、ベルトにはスイッチらしきボタンがあった。ニノは紋章とボタンを壊した。その瞬間ケビンとボブが爆発した。爆発の煙幕で辺りが見えない。
「さあ、何が出てくる?」
煙幕が消え去るとなんと、10歳くらいの少女2人がいた。