【奥付け】三部登場人物のまとめ
第四部始めました!
「マリー・パスファインダーの英知と決断」
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マリー・パスファインダー
主人公。15歳。アイビス王国の片田舎ヴィタリス村で生まれ育つ。
船長になって四ヶ月くらい経ったが、船酔いは克服出来てない。
服装を変えると性格まで変わる、ある意味筋金入りの物まね芸人。
フレデリク・ヨアキム・グランクヴィスト
マリーが「キャプテンマリーの服」を着て、アイマスクをした状態。
声色も作っていて、少なくともこの状態でマリーだとバレた事は無い。
設定では北洋のストーク王国の子爵の四男坊という事になっているのだが、中の人は片言のストーク語しか出来ない。
今作では本物のストーク人にストーク語で話しかけられる大ピンチを迎えた。
■スループ艦フォルコン号乗組員
『不精ひげ』ニック
主に操帆を担当。推定30代後半。
無愛想で無表情、背格好は良いがあまりプライドが無い。怠け癖あり。
今作で、本名はおそらくジャック・リグレーで、昔はレイヴン海軍に居たという事が解った。
ロイ爺
推定60歳前後。船一番のベテランで長い髭を蓄えている。
フォルコン号副船長も務めるが、高齢の為当直時間は短めである。
マリーの良き補佐役というポジションだが、最近少し引退を意識している。
『太っちょ』アレク
推定27歳。二つ名の通り小太りだが太っちょと呼ばれるのが嫌いでない。
マリー、カイヴァーンと食いしん坊トリオを結成している。
船では特に商取引や測量を担当。戦闘時はロイ爺と一緒に留守番。
オークのウラド
はっきり言って外見のモデルはスカイリムのオーク。
青黒い肌に下顎から大きな牙の生えた強面だが、イケボで紳士である。
勤勉で法令順守意識も高く、暴力嫌いで温厚。今作では血気に逸る未熟な女騎士を優しく叱る一面も。
アイリ・フェヌグリーク
28歳(断定)。元白金魔法商会の商会長。魔法使い。魔法の船酔い知らずの服を作れるが、戦いや争いが嫌いで魔法の平和利用にこだわる。
惚れっぽい。そして前作でマリーの父フォルコンととんでもない因縁がある事が解ったが、本人はまだそれを知らない。
マリーを叱るのは彼女の仕事である。
ナームヴァルのカイヴァーン
推定14歳。元海賊で浅黒い肌にぼさぼさの黒髪の、フィジカルの強い男の子。
前作でフォルコン号に拾われ、マリーの義弟となる。義父であるフォルコンとも対面を果たした。
メンタルは弱い。拾った当初と比べるとだいぶ船にも馴染んで来た。
ぶち君
前作でフレデリクについて来て、そのままフォルコン号に居着いたぶち猫。
名前をつけそびれたので、皆ぶち君と呼んでいる。
■その他の主な登場人物
エステル・エンリケタ・グラシアン
15歳。騎士見習いの少女。ある意味今作のヒロイン。ちなみにマリーはエステルの方が自分より少し背が低いと思っていたが、エステルは逆の事を思っていた。
赤毛で後ろ髪を編んでいる。本編の殆どを男装で過ごしたが別に男だとは思われていない。
ホドリゴ
推定年齢40代。前作でサッタル船長、ハリブ船長共々、フォルコン号に制圧され船を没収された海賊船長。今作では懲役中という形でパスファインダー商会の輸送船の船長をしていた。
ロワン
身長は130cmぐらいだが成人男性である。道化師が生業だが失業していた。作中前半では詐欺の片棒を担ぐ浮浪者のような有様だったが、後に凄腕のジャグラーだった事が判明。
エドムンド・バルレラ
バルレラ様、バルレラ男爵、エドムンド卿、エドムンド男爵等、本編で一番紛らわしい表記が多かった人。
こちらがバルレラ兄弟の兄で、男爵の方。二人の娘が居る。息子も一人居たが落馬事故で亡くした。二人の娘の名前はシルビアとアリシア。
マカリオ・バルレラ
バルレラ兄弟の弟。年齢はいずれも40歳前後で歳はあまり離れていない。
こちらは爵位が騎士爵で、女性が駄目で、フレデリクを美少年と思い、つけ狙い追い回した方。
部下に小悪党のレイヴン人コンビ、ちびのフルサイムとのっぽのベルズが居る。
ゲスピノッサ
前作で登場した、海賊にして奴隷商人。金貨8,000枚の賞金首だったが、幽霊船ハバリーナ号のマリー一味に生け捕りにされコルジア海軍に突き出された。
身長165cm前後、推定年齢40歳前後。狡猾で頑強なワルである。
ヒューゴ・ベルヘリアル
アイビス海軍ロットワイラー号艦長。身長2m近い細身の男。
前作、前々作にも登場、今作はアンケートで登場。
賄賂が大好きだけどお金が好きな訳ではない人。
マリーを一角の英傑と買いかぶっている。
エドワール・エタン・グラナダ
第一作に登場したカリーヌ夫人の父で侯爵。推定60歳前後。
イケてるお爺ちゃん。
本編ではマリー=フレデリクを自力で見抜いた第一号となった。
マクシミリアン・ロヴネル
ストーク海軍提督。銀髪、身長は185cm前後。マリーの評によると体格は良いが学者か詩人のような線の細い美男子。しかし軍人としてはかなりの武闘派らしい。
今作では彼を含めたストーク人の「ストーク人気質」がそこかしこで物語の行方を分けた。
レンナルト・メシュヴィッツ
ロヴネルの部下のライオンの方。ストーク人基準でもがさつな猛将。
イェルド・オーケシュトレーム
ロヴネルの部下の黒オールバックの方。ストーク人基準では知将の部類らしい。
クロムヴァル
ロヴネルの参謀、副官。ロヴネル一行の中では一番の常識人。
イザベル
コルジア連合王国王妃にしてディアマンテ女王。この名前だと史実の人物みたいだとは思ったんだけど、どうしても他の名前を思いつきませんでした。
シモン
コルジア連合王国の第一王子にしてゴルリオン王。5歳。まんまるでニコニコしている。国王である父の名前はクリストバル。
ドミニク・トリスタン
今作の後始末記でフルネームが解った、第一作からの敵役。かつてはアイリの師匠でもある宮廷魔術師だったが、経営していた商会を傾けアイリやグラナダ侯爵を陥れようとしたり(第一作)、内海の東の果てのハマーム王国で第一王子ファルクを暗殺しようとしていた(第二作)。灰色の幽霊のような人。
手に負えない程強いはずなのだが、フレデリクの向こう見ずな突進力との相性が悪く、毎回周到な準備を台無しにされ敗北を重ねる。
トゥーヴァー
幽霊船ハバリーナ号の元船長。赤毛で褐色の肌の健康的で陽気な幽霊。見た目の年齢は20歳前後。百年以上前にコルジア軍に捕まって処刑されたという。
前作では奴隷商人ゲスピノッサ討伐に活躍。彼女の愛用の剣はマリーに託されたのだが……
アグスティン提督
百年以上前のコルジアの第四皇子にして海軍元帥。一介の海軍艦長だった頃、海賊であったトゥーヴァーを生け捕りにしたという。
その後昇進を重ね、総司令官としてターミガンとの内海の覇権を賭けた大決戦に挑み、勝利した英雄。
■チョイ役の皆さん
ヨハン・トライダー
アイビス王国の勲爵士。身長185cm前後、濃い目の金髪。
今作では国王直属の治安組織、風紀兵団の百人隊長だった。謹厳実直で仕事熱心なのが長所でもあり短所でもある。
マリーを想い人とし、フレデリクを親友と思っている。同一人物だとは気づいてない。
ファウスト・フラビオ・イノセンツィ
金髪で眼鏡を掛けておりいつもニコニコしている爆弾おじさん。サイクロプス号艦長。金貨30,000枚の賞金を掛けられた恐怖の大海賊。身長2m。
前作ではマリーに命を救われたりフレデリクに襲撃されたりランベロウの生け捕りに協力したりした。今作では学者として本を出版していた事も判明。
ランベロウ
前作でフレデリクとファウストに生け捕りにされた、レイヴンの高等外務官。エリートで野心家。年齢は恐らく30代。
自分が暗殺しようとしていたハマームの王子に金貨50,000枚で身柄を買い取られ、今は金貨500,000枚と引き換えにレイヴンまでの海上を護送中である。
セレンギル
元海賊。前作でフレデリクに船を分捕られ配下になり、その後フレデリクがフォルコン号に帰った後、フェザント海軍に帰属したバルシャ船ハーミットクラブ号航海長となり、さらに代理船長へと出世したらしい。
レオン・オランジュ
アイビス海軍海兵隊の小隊長。前作では16人の部下を率いてフォルコン号に乗り、ゲスピノッサ戦で活躍した。本作では冒頭にのみ登場。
主な特徴は見た目がとてもゴリラに似ているという事。
ナーセル
パスファインダー商会に協力するヤシュムの商人。
イマード
前作で一方的にマリーを騎士に叙任したマジュド国首長。その武名はコルジアでも名高いらしい。自らの登場シーンの演出に拘る。
フォルコン・パスファインダー
マリーの父。40歳前後。マリーの母ニーナとは10年前に離婚している、というかニーナが一方的に出て行った模様。
前作での本人の自白によれば、10年前に知り合ったアイリと婚約したが、重婚になるので黙って逃亡したという。