表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妹へ送る遺書には載せられない駄文  作者: 兄馬鹿こじらせたアスペ野郎
18/30

生きる意味と自己肯定感

備忘録パート2?

「生きる意味なんて見いだせず 無駄を自覚して息をする」状態には、まあ誰でもなる。

それが、遅いか早いか、長引くか長引かないかの違いしかない。

俺が生きる意味を見失ったのが小五~六。

答えが出たのは数瞬後で小六。それに絶望しかけたのも小六。

それを受け入れられたのが中二。

まあ、これ自体は前に「何のために生まれてきたのか」でモロに書いてるから、そっちを読んでくれや。


はてさて、で、「無駄を自覚して息をする」状態が長引いてしまう原因について今回は書きたいわけよ。

答えは、ズバリ自己肯定感だ。

自分のことを自分で認めて、「これでいいんだ」と思ってやれる感覚。自分を肯定する感覚。

お前含む自責の人間って、この自己肯定感が限りなく低い。

言い方を変えるなら自信がない。

まあ、自己肯定感と自信は結構違うが、まあお前の場合ならこの書き方で問題ない。

お前は、「自分が生きてるかどうかなんてどうでもいいし、死んだって別に自分自体は構いやしない」という言い方をしたが、これは完全に自己肯定感の欠如によるものだと俺は思う。

であるが故に自信をつけてほしいわけだが……。

手っ取り早いのは勉強な。あれは「不平等の小さい平等」だから手っ取り早い。頭の悪いヤツは「わー頭いいー」と勘違いしてくれるし。まあお前自身は元から頭はそこそこ良いし事実だが。

この自己肯定感をつけるための、まあ方法論を書いておこうと思う。ついでにそれがやっぱりできないお前への対策も。

できてほしいな、と思う俺の考え方はこうだな。

自信とかってな、一つのことに持ったらそれが崩れたときに立ち直れなくなるもんだ。

お前は絶対音感でピアノができるが、それだけを自信にしてしまうとショパンコンクール優勝者なんぞ出てきたときに一瞬でその自信は木っ端微塵になる。

では、だ。

この世には、自分と同じ顔が三人いるらしいぞ。

さあ、まずお前と同じ、可愛らしいその顔(に限りなく近い顔)を持つ人間でフィルターをかける。

そうしたら、多分二十人は残らんだろ。十五人としようか?

そこに絶対音感のピアノ弾けるヤツでフィルターかけよう。

さらにそこに描いた絵が区の展覧会に出て、区報の表紙を飾る程度に絵が描けるのでフィルターをかけようか。

さあ、ここで何人残る?

もっとフィルターをかければかけただけ人数は減っていく。

十もかけたらもう一人しか残らないだろ。

世界に目を向けろって? 日本語が話せるヤツでフィルターかけたらもう世界に目を向ける必要ないだろ。

ということで、お前は、お前の持つ一つ一つの能力の集合体だ。技能だったり、身体的特徴だったり、またまた考え方だったりといった物全てでお前は構成されてる。

つまり、だ。

それら一つ一つのバランスを持った人間なんて、もうお前一人しかいないんだよ。

一つのジャンルなら、そりゃお前よりできるやつは多いだろうさ。でもそれが複数に及んだら途端にわからなくなるぞ。

だからこそ、あまり一芸のみの所に生半可な覚悟で就職したり、属しちゃいけないと俺は思っているわけだが。

でも、お前はこの考え方は、理解できてもできないみたいだ。

お前然り、お前のような人間の生きてる理由に、「自分が死んだら泣いてくれる人間を悲しませたくないから」という物がある。

お前もそうなら、その数を増やしてくれ。

つまり、お前が死んだら泣いてくれる人を増やす努力をしてくれ、と言ってるわけだよ。

お前が、お前が死んだら泣いてくれる人を三人から百人に増やしたら、きっとその三人は喜ぶと思うぞ。なにせお前が生きてくれる理由が増えるわけだからな。

そうすれば、いつかその数がとてつもなく大きくなったとき、お前はきっと「死にたい」なんて思わなくなってる、と、俺は思いたいかな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ