ヨルシカさんの『ヒッチコック』への返答
ちょっとばかし家の環境がゴタゴタしまして、私と妹と親とのいざこざがありまして更新が止まりましたが、なんとか小康状態になりましたのでひとまず投稿。
遅々としてですが、細々と再開です。
児童相談所関係も落ち着いたし、また書いていこうと思う。
今回のは、まあお前が最近聴きまくって口ずさみまくってるこの曲の問に答えていこう、という単純なもんよ。
基本的に曲を好きになって覚えるという事において、歌詞に一切共感しないで曲を好きになるのはあまりないしな。
しかも最近のお前が気に入る曲は、ウミユリやらヒッチコックやら、とにもかくにも救われない曲が多い。
せめてこっちの方にしてくれ。ウミユリは完全に真似すると死ぬだけだ。しかも死んだ後ブクブクの気持ち悪い水風船みたいになって、正直見てられない。
……駅で見た、車輪に引かれた人間肉塊とどっちがグロいかね。
んじゃまあ、今回はリハビリ感覚で書いていくぞ。
ヒッチコック/ヨルシカさん
『雨の匂いに懐かしくなるのは何でなんでしょうか』
世間一般で言われる「雨の匂い」というのは、あれは実は雨ではなくて、雨によって土が濡れたときに、土の中にいる雑菌が発する匂いだ。最近はコンクリートの道路が多くなったせいで雨が降ってもあまりこの匂いをすぐには嗅げなくなったが、今でも公園や、少し大きめの庭のある家の近くなどは土があるからこの匂いを嗅げる。
そしてこの匂いは、特定の雑菌が発する物だから年月が変わろうと別段変わることがない。
人間というのは、視覚以外にも嗅覚でも記憶を結びつけてる。
特に小さな子供の頃に、雨上がりとかに土のある場所で遊んだことのないヤツの方が少ない。
だから必然的に、雨の匂い、つまり土の雑菌の匂いを嗅いで、「あ、昔嗅いだ匂いだ」と脳が認識して、土のある場所で遊んだ小さな子供の時代の記憶が掘り起こされて懐かしくなるわけだ。
『夏が近づくと胸が騒めくのは何でなんでしょうか』
これはちゃんとした根拠は存在しない。そうなる人間も少ないしな。ただ、もしお前や数多い人間がこれに共感できるとするなら、考察はしておこうか。
「共感」とは、それ即ち「共通の経験、感性に伴う感情の共有」だ。
つまり、そこそこの、色んな環境にいた奴らが共通の認識でいられる状態でないとならない。
夏が近づいて胸がざわめくのは、多分に学校が関係してるんじゃないかと俺は想像する。
夏になると学校は一旦休みだ。夏休みだ。つまり、馴れ合いしてるオトモダチとの一時的なお別れを意味する。
その間に、何かしら起こったりして、オトモダチが妙に大人びたり、自分から離れていったような気がして寂しくなったり、なんてのは一定数いるはずだ。
それが学校を卒業していつしかオトモダチを忘れ去り(卒業後もよく付き合う友達なら最初から上に書いたような感情はあまり抱かん)、覚えてなくなったとしても、オトモダチ関係をする人間は基本的に中学だろうが高校だろうがオトモダチ関係しか作れないから、それを繰り返す。そしてすり込まれるんだ、夏休みという長期休暇が、自分とオトモダチの関係を離す一因となりえる、と。
そうなったら、社会人になって夏休みがなくなっても、夏が近づけば無意識に警戒する。
これはあくまで一例だが、やっぱりある程度の人間が共通する、となると学校の夏休みだと俺は思うぞ。
『人に笑われたら涙がでるのは何でなんでしょうか』
これは、「笑われる」が、「嗤われる」だった場合に起こる。
つまり、相手が、こちらを下に見て嘲り嗤ってるから辛くなって涙が出るくらい悲しくなるわけだ。
そして、嗤われた時に悲しくなる人間の心理はおおよそ二つだ。
一つは、自分が下に見られることを意識か無意識かに関わらず理解しているまたはそうだと思ってしまっている場合。自分の不足分の現状に対して泣く場合だ。
もう一つは、明らかに嗤われる言われがないのに何故か嗤われ、その理不尽に対して泣く場合。自分は悪くないのに、なんでと泣くわけだな。
ならそう思うな、逆に相手を愚かだなと嗤ってやれとそれぞれに言いたい。
『それでもいつか報われるからと思えばいいんでしょうか』
これは半分正解だ。
いいか、ここで注意するべきなのは、「報われる」だ。
いいか、報われるためには、それ相応の物を支払わないとならない。努力するなら労力と時間は必ず犠牲になる。そうして初めて報われると信じる資格が手に入る。
当たり前だ。
宝くじを買いもせずに、宝くじが当たって報われるヤツなんざどこにもいやしない。
だから、「報われる」ために努力をするなら思ってていい。いつか必ずどこかで、小さな事でか大きな事でかは知らんが報われる日は来る。
だが思うだけで努力をしなけりゃ報われない。当たり前だ。それは報われるとは言わない。何の努力もせずに何かが手に入る。人はそれを「たなぼた」って言うんだよ。
『胸が傷んでも嘘がつけるのは何でなんでしょうか』
日本語をしっかり見てみようか。「でも」。逆説。
胸が痛む。しかし嘘がつける。なんで? ということだ。
んなもん自分の中で嘘をつくメリットが罪悪感というデメリットと天秤にかけて上回ったからに決まっている。
上回ってなかったら嘘はつけない。
『悪い人ばかりが得をしてるのは何でなんでしょうか』
これは言葉のトリックが働いてるんだよ。違う違う。
「悪い人ばかりが得をしてるのは何でなんでしょうか」と、思うような馬鹿な人は「得をしてる人」を「悪い人」と認識して、悪く思いたいんだ。自分は得をしてないと思うから。人は誰でも自分が正しい方でありたいから。
だから、俺はこの言葉にはしっかりこう言おう。
ホントにそう思うならお前は馬鹿だ。そんなこと思う暇があったら自分が得をする努力をしろ。いくら他人を悪く言って引きずり下ろしてもお前は上には上がらねえんだよ。
『幸せの文字が¥を含むのは何でなんでしょうか
一つ線を抜けば辛さになるのはわざとなんでしょうか』
上:た☆ま☆た☆ま
下:漢字の成り立ちからして違うだろ。幸は手枷。辛は針が元々。つまりた☆ま☆た☆ま
発想力は買うしこれを作ったヨルシカさんはおおすごいじゃんと思うが、もしこれを平気な顔でわめくヤツがいたらただの馬鹿だな。
『生きてるだけで痛いんですよ
ニーチェもフロイトもこの穴の埋め方は書かないんだ』
そりゃそうです。ニーチェもフロイトもそのテーマについての研究をしてません。
『想い出だけが見たいのは我儘ですか』
そもそも、「見たい」、つまり英語で言うwantが入っている時点で、「そうなって欲しい」と思ってるんだから、「わが、ままになって欲しい」んだからワガママでしょ。以上。
『夢は何だったんですか
大人になると忘れちゃうものなんですか』
貫く人もいれば、忘れる人もいる。ただ、どっちの方が確率が高いか、と言われたら、子供のなりたい職業の上位五位までが占める%と、その職業の人間が実際に全人口に占める割合の%を比べれば答えは出る。
残酷な現実は時に言わない方が浮き彫りになる。
『これでも本当にいいんですか
このまま生きてもいいんですか
そんなに君にしかわからないよなんて言われますか』
他人の生き方に許可を出せる人間って、いるの?
どんな義務を果たしたらその許可を出す権利はかなうの?
あるわけないじゃん、そんなの。
それでいいんですよ、そのまま生きてていいですよ、なんて、本人以外の誰が決めていいんだよ。
君にしかわからない、じゃない。君以外の人間は口を出す資格が無い。
これでもいいのか、このまま生きてていいのか、それを悩むのも、決めるのも、本人以外には「やっちゃいけない」んだよ。
さて、こんなもんか。これら以外の歌詞は、上に同じか、考える価値もない物しかないから以上だな。
初音ミク様のカバーは聴いたが、なかなかいい曲だとは思う。
オリジナルの再生回数を見ても、そこそこの人が共感してんだろうよ。
でもな、妹よ。この曲に共感している限り、お前は多分人生辛いままだぞ。
頑張れ。




