見えない見えるつば
八木圭太は1人、騒音が響くところにいた。エリア情報システムが疑わしいことをしているのではと目につけ始めた週刊誌もたくさん出てきた。一通り騒いだのでネタを探しているのだろう。ホシの話まではしていないため安心をしている。するべきことはまだあるが休憩がてら繁華街へと向かった。昼なので静かではあるが人の波はやむことはない。
「お兄ちゃん、うちで働かないかい。金には補償されている。苦労もさほどしないから。」
無視をしているとかつかつと強調するかのようについてくるのだ。無職であると勘違いしているのだろう。肩を下ろして歩いているのを見えているのだろうから。
「いいです。それより貴方がしていることを知られてはいけないことだってあるでしょう。」
「何言ってんだ。今、警察は表では動いているように見えるけどあまり活動していないんだ。だからさ・・・。」
圭太はうざったく思ってよれよれのスーツのポケットから警察手帳を出した。ついてきていた若人は急いで逃げていった。印籠のように使えた。若者につられて行って潜入捜査をしてもよかったなと逃げた後思った。捜査一課が動いてないが他の連中は動いているのは聞いているからきっとばれて捕まるだろう。時間の問題だ。エリア情報システムに近いレストランに入った。にぎわうというより騒がしいだけだと思った。店主は笑顔で迎え入れた。
「お客さん、ここ初めてだろ。硬くならずに好きに頼んでくれ。俺はそれを作るだけだ。」
「じゃあから揚げ定食を下さい。」
メニューを見て目に入ったから注文をしたのだ。店主は元体育会系だったのかと思わせるほど黒の太い腕をシャツから見せていた。この時間帯は昼が終わったのだろうか。店をそそくさと逃げるようにいったのだ。
「この時間はね。客が少なくなるんだ。それでも客が望めば開けるのさ。不正とかしてまでしたくないよ。だますなんて卑しいことなんてな。」
「ここにはエリア情報システムの人はよくきますか?」
「あぁ。それより貴方、何やってのあの週刊誌とか?」
ポケットから手帳を探しだし店主に見えるように見せた。それを見て不愉快な顔をするどころか満面の笑みを見せた。
「よく来るよ。社長の黛もな。此処は夜居酒屋みたいなことをするんだ。その時の人が少ないときにきて不正をしている。警察の八木幸助という人から情報を買っている。わいろだって。嘲笑いながら言うんだ。そして最後の決め台詞は俺にはやくざがいると。」




