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政治家の無駄持論

社長は言い過ぎたと思ったのか苦笑いをした。

「貴方に言っても解決するはずはないんですけどね。こういう職をバカにしているんですよ。金で解決すると浮かれているんです。」

「抱えているのは世の中の正論である事もわからないんだと思っているんです。人をバカにしているだけで偉そうにするだけでいいと思っているんですよ。」

一ノ瀬は社長を遠くで存在する大切なものがあると思った。見かけばかりを気にしてるのだ。

「そういえば、宇佐美が会社を辞めたのに此処に少しの間住み込みとして置いたんです。住み込みの人だけは会社の共通のパソコンを使ってもらっているんです。その中に消えていないファイルがあったんです。コピーもしましたしUSBにも入っています。」

茶封筒を机に置いた。会社名も書かれていないのだ。机に置いてあるのを見てほしいと思っているのだ。彼は開けて見ると数字が並んでいた。

「これは・・・。」

「八木幸助と黛清がわいろをしていたという証拠です。黛がではなく八木が出したいたというのを見ると明らかに隠すべきことがあったと思ってます。写真には加藤剛も映っていますから。関わりがなかったというのは薄いと思ってます。」

警察が企業にわいろをしていた。そこには少なからず隠したいことばかりであるのだと思った。一時期ある噂があった。捜査一課の誰かが情報を流しているといっていた。それも明らかにおかしいといえるほどの排除の仕方であったからだ。

「俺にも正義があるんです。政治家の見せる薄汚い正義ではないんです。それは誰かを傷つけてしまうのを覚悟なんてないのですから。」

「そうですね。うわべの理屈をこねるだけですべきことを全くないのですからね。もっとたくさんあると思ってしまうんです。」

一ノ瀬の目は充血してしまいそうなほどだった。疲れがたまっているのだろうか。

「大変なんですね。」

「仕事に大変じゃないことがあってはいけないと思っているんです。警察なんて人の命の裁きをする手前をしているのですから。」

裁判にかける前に思い込みが地獄に落としてしまうことだってあるのだから。警察のホシは必ず上げるべきだ。身内を守ってくだらないことをするべきではないのだ。

「週刊誌の記者も懸命に探しているんです。仮面をかぶって国会の中にいるものもいますからいい情報が浮き出てくるんです。」

会社も出ていることがあるのだ。情報を知るために潜入しなければならないのだから。本当の事が必要だ。

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