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お遊戯会

朝食はトーストを二枚焼いた。2人ともいい感じの焦げ目がつくまで待つのだ。サラダとか目玉焼きとかは面倒なので作らない。ダイニングテーブルにサンプルのように置いてあった。

「兄貴、飲み物は何がいいんだ?コーヒーか。」

「そうだな。コーヒーの場所、わかっているのか。新しいの開けてしまったらもったいないからさ。」

源太郎の言葉を聞いてまだあいていないコーヒーをしまって使いさしのを探した。あった場所は棚の奥に隠れるようにあった。コーヒーカップにコーヒーを入れてお湯を注いだ。いい香りが部屋中に充満している。

「ここから近いギャラリーってどこだ?」

「今、個展をしているいわくつきのところだよ。次が圭太が時々いっているところかな。ここら辺には画家を応援するかのようにギャラリーがあるけど、ほぼなんか空き家になっているんだ。政治家が建てたとか言っているような場所ばかりだ。」

法的責任がないのに政治的責任を取らないとなると一体何をしているのだろうか。金を使ったかけをしているのだろうか。遊びに過ぎないのだろうか。

「空き家になっているギャラリーって取り壊されているのか?」

「いいや。行政に圧力をかけているのかどうかわからないけど壊れそうなほどのギャラリーもすべて放置されているよ。近所じゃいい迷惑だって。商業施設も建てることもできないって。案が出てはすぐ消えるんだ。」

表に出せないような金を使っているのなら使わなきゃいい。それか政治家などと名乗るのをやめるという選択があるのだ。海外の出張をしないからといって引き締まるとは限らない。だって勘違いばかりを起こしているのだから。失言を撤回するのはつまらないお遊戯を見ているかのようだ。

「兄貴はさ、画家になって今の政治をどう見ているんだ。画家からと刑事からとでは見え方が違うからな。」

「たるみとゆるみとかもっていて平謝りしかしないし、責任だって擦り付け合いばかりを見せている。泥仕合をしていて興味持つ人が増えるかという話だよ。忘れてくれればいいとか都合のいい考えばかりが先行して解決しようという意志が全くないんだ。」

「意志とかって初心をあっさり忘れて翻したりすることもあると思うんだ。形の謝り方は謝ったうちに入らないんだよな。」

ギャラリーに行く前にテレビを見ていたため、政治家の話になったのだ。何故だろう。権力がすべて正しいのだろうか。見えない聞こえないことも無視できる故に偉そうに知ったかぶりでかます姿は・・・。

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