絵の意味
八木と工藤は鑑識へと向かった。警視庁は何処か冷え切った風が通っているのかと思うほど廊下は足音しか聞こえないのだ。鑑識へとつくと榛原は心よく迎えてくれた。
「久しぶりじゃないですか。また調べていたんですか。」
「まぁね。掘り出したからそっちの情報をもらおうと思ってな。工藤も知ってもらわないといけないことばかりだから。」
八木はコピーされた絵を出した。榛原は受け取るとすぐに調べだした。書いてあるところばかりを見て書かれていないところにも何か隠されてあっても可笑しくないから。
「この絵は一ノ瀬と書かれてあるんですけど、あの一ノ瀬ということですか?」
「そうだ。ホシも描かれているのはわかっている。詳しいことまで時間をかけてほしい。見つかって潰されないように頼む。榛原は何か分かったことがあるか。」
彼は机の引き出しから資料を出した。
「2人とも絵は描かれてありましたが下書きの段階で消されているものがありました。もしかするとこの絵を描いていたのかもしれません。」
工藤は冊子を榛原に渡した。絵の名前にどこかぞっとしてしまうのだろうか。それかしたに書いてあった説明だろうか。
「今の政治家のように逃げてしまって真実を話すことをしないのは卑怯だ。他人に責任を押し付けて官僚の嘘を暴かないのは今の内閣はつぶれるべきなのだ。上の圧に負けることなく事件について調べてほしい。八木幸助は逃げたのだ。罪からも何もかも逃げて金は一人前にもって偉そうに踏ん反りかえっている。壊してほしい。」
「わかりました。事件を解決するために一緒に鑑識一同闘います。八木圭太、工藤昭、一ノ瀬徳人の味方である事を忘れないでください。」
2人は鑑識の榛原の声の迫力に負けそうになるのだ。だから調べることが必要だと思った。真実を語らず闇へと導こうなどと考えるのは罪深いと思ってしまう。何故だろう。責任という言葉から逃げることの多いのは。週刊誌は嘘でも作って売れるように忖度しているようにしか思わない。政治家は忖度しかない職であるのだから省庁の嘘を暴くようにすればいい。必ず来た人の記録は残しているはずだから。偽証罪が必要なのは政治家とか官僚、総理大臣夫人という金に埋もれた奴かもしれない。忘れるわけはない。税金で遊んでいるのだから。総理大臣夫人付はある一定の人の時にしかついていないということは税金をその時だけ自分たちのために使っているという証拠が出ているのと同じだろう。偉そうでネットでしか語らないのは罪がある。表に出て語る義務があるのだ。逃げるとは最低な奴ばかりが政治家と語っているのだ。




