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卑怯な時計

ギャラリーへと向かっていた。八木の突然の話にびっくりするはずがない。少なからず調べていることは想像していた。

「ギャラリーといっても一軒家みたいだからそこそこの金持ちの支援で作られたと噂が立っているほどのものだと思っている。」

「そのギャラリーは裏で操っているといわれている代物だと。近所では警察の影が見えるとか言っていたりするみたいだけどな。」

ついたギャラリーはまるで美術館に思えてしまえるほどの大きさだった。中に入ってみると豪華すぎておじけづいてしまうほどだった。管理人はのそのそと歩いてきた。

「珍しく客が来たものだ。」

「客ではないんですよ。警視庁捜査一課の八木と工藤といいます。村沢巧さんについて聞きたいんです。」

管理人は考え深そうな顔をした。事件は新聞で取り上げられているので知っていておかしくはないだろう。小さな机に座って話を聞くことにした。

「村沢さんね。あの人は画家とかの芸術関係の人達では有名だったんですよ。お父さんの村沢健といってテレビや雑誌に取り上げられるほどの有名な画家で、お母さんの村沢小百合っていって同じように取り上げられる人でピアニストだったんですよ。2人は隠したそうです。マスコミに取り上げられて人生を壊されるのが嫌だったみたいだけど、最終的にはピアノが弾ける画家と呼ばれるくらいとなっていったんです。あの絵がなければね。きっと画家を続けていたと思うだがね。惜しい人材を亡くしたものだ。」

管理人にとっては失うに惜しいと思っているのだ。あの絵とはいったいなんであろうか。その絵が画家としての人生をやめさせたのだろう。管理人は頬から流れる雫をぬぐうことはしなかった。

「その絵が関係したといってますけど一体何があったのですか?事件と関係すると思えてならないのです。阿部さんが亡くなったのも少なからず政治家との関連も考えているんです。」

「刑事さんはあの絵に協力的ではなかったのを覚えてします。それにも裏があると考えていいと思っているのですか。」

「あくまでも創造に過ぎないのはわかってください。どうして画家が殺されなければいけないのかを調べないといけないと思ってしかがないんです。当時の刑事は捜査をあまりしなかったのはばれてはいけないことがあるといえるのです。」

刑事は真実から逃げてはいけないのだと教えられた。それをしなかったのは警察または政治家の圧があると思える。政治家は人の所為をしてしまう。逃げて罰から逃れようとする卑怯者集団だ。

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