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張り紙

一ノ瀬は八木の事情を知る人物を探した。何故そうするのかと聞かれたらはっきり伝えられる気がした。崩れた世の中を変えようとしている人間についてよく知りたいと思った。居酒屋の大将に会った。

「八木について教えてくれませんか?詳しい話が聞きたいんです。」

「俺は八木のことは詳しくない。隣の喫茶店のマスターが詳しい。警察のこともわかるだろう。」

大将が言っていた喫茶店に行った。警察が寄り付かない喫茶店として有名だった。何故かというのはマスターが語るだろう。ドアがチャリンとなった。マスターは少しけだるい感じで迎えた。

「警視庁捜査一課の一ノ瀬って言います。八木について詳しく聞かせてくれませんか?追っている事件に関係するんです。」

「警察が知りたがるような話ではないと思っていたけれど、一ノ瀬って何かで聞いたことがあるな。」

「俺は被害者ですよ。よくしてくれる人がいて八木圭太っていうんですよ。」

中はコーヒーの香りが漂っている。警察が未解決とした事件の新聞記事を壁に貼り付けている。近くにあるから早く解決しろと催促しているのだ。

「圭太君か。ならいいよ。八木家の傑作といわれていて弁護士になりたくて資格を取ったのに刑事をしている子だろう。確か、源太郎君と圭太君は頭が良くてね。いいところの学校は行かなくてそこそこ名の知れた学校に行った。次男坊は全く勉強ができなくてお父さんの力を借りて今の仕事をしているんじゃないのかな。」

コーヒーを出してくれた。八木家について詳しいのは近所の人があったことをしゃべりに来るからだという。多分マスターは圭太と源太郎は良いということだろう。権力を嫌って戦うことに決めたのだ。世は変わらない。上に立つものが変わらない限り。握りつぶすことを正当化しているのだ。間違いをただすことをしないのに人のことは口を威張り散らすように出す。おかしい。誰がそのことで笑えるのだ?自分たちだろう。知っておくべきことがあるだろう。隠してかくして見えたら押しつぶす。押し花をしているのならいいが、違うのはわかっている。政治家は偉いのか?市民、国民の声があってやっていけるというのに。定年のない政治家は偉そうに口を叩き選挙になると変な低姿勢をする。金だけは必要以上にとる。人は権力を持つと変わるというが制度がおかしいから起こるのだろう。自分保護的な制度ばかりが散らばっている。国が壊れても責任を取らない政治家も多くいるのだろう。何時になったら変わるのだろう。過去の再来など御免だ。

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