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描かれた島

八木は絵について知るために書店に寄った。でたらめを言っている週刊誌もあるのも知っているが放っているためデマも浮かびあがらないのだろう。記者はでたらめが生まれないと記事を出さないものだと思っている。誤解だというのなら示さなければならない。真実であると。ある意味、オオカミ少年と変わらぬことだ。色々思いながら新刊の小説を手に取り立ち読みをした。

 アメリカファーストと誰かが大声で叫んだ。詐欺師にもある。週刊誌やネットニュースででたらめを書く記者もある。通りがかりの人に声をかけて聞いてみた。

 「アメリカファーストとはどんなものだい?」

 「アメリカファーストはアメリカファーストだ。」

といって少し離れたこところでどこか偉そうに咳をした。差別や偏見をすることがアメリカを守るらしい。テロも起こらないと思っているらしい。企業も雇用を増やしてくれるらしい。失業者も減るらしい。そこからできた企業の雇用を埋めてくれる難民もいないというのに。正論じみた口で差別を語る。子供じみているとしか言えない。

まだ続きがあるようだがあまり読む気がしなかった。八木は絵のことを詳しく書いてある書を探した。未来などみない政治家がたくさんいる。近くばかりを見すぎて何が写っているかわからない鏡を見ているのだろう。権力は何を守ることができるのかい。守っているフリをして何も守っていないのだろう。プライドという砂の塔を建てて崩れないように水をかけるばかり。金に目がくらむのはそれですべて解決すると思いこんでいるからだとしか言えない。絵について書いてある書物に興味を持たなくなって書店を出た。八木はコンビニに寄った。ペットボトルのジュースを買った。コーヒーばかり飲むのは飽きてしまったのだ。時代も変わるというのに上に立つものの種類はたいてい変わらない。うわべの理論を語り信じ込ませる。質が悪いとしか言えない。誰も止めようとしないのだから。正論を語れるものもいないのか。それほど腐っているのか。心の中で思う。親父を止めるために動いてくれる奴はいないのか。だから不正というのは堂々とされるのか。どちらが得なのかもわからないのかもしれない。子供のほうが良かったのかもしれない。無垢であるため正論をぶっ叩いてくれる。大人になると邪魔な知識をもってしまっているのと同じなのだ。知識を思って人を守れるのならいいのに。無理だと言い切ってしまう自分が見えて嫌になってしまう。警察も同じだろう。

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