辞書のない機械
車の定員いっぱいに座っていた。ラジオで取り上げれるのはうわべの嘘に染まった言い訳を吐き出すのだ。つじつまさえ合わすこともできないのだろうか。考えながら言っている姿は何処かに隙間があるのだ。いずれの成敗をされるべきなのだ。国民から金をむしり取り、自分の懐を温めるだけの金でしかないのだ。甘えているのは政治家なのだ。中途半端な宣言ばかりで成果が見えていないのに、都合のいいところだけをコピーするために切り取るかのようなバカにしているのだ。
「今の政治家はぬくもりがないんだ。単純作業をしているかのようにしか思えなくてな。人の情もかけらも感じられない。しがみついているのは金と権力で謙虚さも感じることもないんだ。」
「本人は知らないし、知る必要もないと思って聞き入れないからすべてがダメになっていくんだ。積み上げた積木を積んだとしてバランスを見ないから何時か壊れるのはわかっているのだろう。」
工藤と八木が前を取っているため、後ろにいる2人ははぐれているかのようなのだ。政治家の仕事は富裕層の宴に見てくる。金を削り肥やしを満たす。とことんくるっている奴は自己防衛をするしかなくなる。未来への投資もしない。ただ今だけに金を使うのは限界が来る。本当に何が必要かを思うべき。
「税金を切り札にしてその紙は薄くて破れるのがわかっているような感じですね。ため込まないばかりだからですかね。定年がない分、関係ないと思って勝手なことをしているとしか思えなくて・・・。未来とか子供とか言っているのは戯言を発して注目を浴びるようにしているしか思えないんですよ。」
「榛原、お前の言っていることはあっているよ。俺には裕福な奴の遊びだ。その遊びには多額の金がいる。それには国民にせびるしかない。借金をしようが未来に負担がいくら増えようが知ったことじゃないと思っているんだ。泥船に乗っている船長は免許も知識もない素人だ。その船に乗せられるのは恐怖しかない。」
一ノ瀬はポツリポツリとつぶやいているのだ。消せない記憶を積み込んでいるのだ。過去の過ちは未来の大きな代償として重しとなっているのだ。帆が壊れているのを見つめているだけで修理もできない。此処から変わるのはわずかな変化かもしれないのだ。政治家も変わらない。変わらないのは自らを縛り付けている法であるとしたらそれを変えるのが一番の目標だろう。減額まで憲法には保証はされていないことを見るべきだ。苦労も・・・。




