政治家の定義
源太郎は窓を見つめた。満たされることのない心に無駄な問いかけをするのは自問自答をすることも時間の無駄であると思っている。マンションで億がするところに住んでも満たされないことなんて数知れずあるのだ。金で解決するものでもない。無理な押し込んだ考えに牛耳るのは意味がないとしか思わなかった。テレビで映る卑劣な政治家が裏切るしか能のないパソコンとしか思っていない。金、金としか言わない機械なのだろう。此処で立ち止まっていてもしょうがないとか立場のわかっていないものの発言をどう感じ取れるのが一体正解なのだろうか。世間体とかしか興味がないのに不倫だの水増しだのバカみたいなことしかしないのだろうか。
「圭太は山辺を捕まえるだろうな。政治家の正義と悪の違いも判らない人間の集団なのだから。卑劣な犯罪者とか言えないな。」
彼の手には絵筆はもっていない。ビールをもっているのだ。個展をするための絵は蓄えていると思われるほど抱えているからいら立ちもない。けど、政治家に対するものは不満を言えないから抱え込むしかないのだ。暴言を吐いても戻って議員でいようとする神経がわからないのだ。傷害罪でありながら前科をもってかえって来ると言っているのと同じだ。週刊誌にのっけてもらうような言い訳であったのかということも謎を呼ぶ。自分の正当化をしたいだけなのだ。今の議員として在籍をしていることになっているため、金だけは払ってもらう。いまだテレビに出てこない卑怯者が国を操るなど不謹慎としか思わない。生活をするための金欲しさとしか映らなくなってくる。
「何処まで卑劣でみじめな奴しかいないのだろうか。それで誰が報われると勘違いをしているのだろうか。」
圭太は政治家の成敗をしようと思っているのだろう。疑惑から逃げて今更家族がとか自ら興したことを恥じることなく人の所為へと転換するのか意味が分からないのだ。はっきり全てを話すことも変なプライドで語らない罰だとは思わないのだろうか。被害者ぶるのは簡単にするのに加害者になるのとすぐにしないのだろうか。権力に浮かれているのだろうか。何時か消えてしまうような泡でしかないものに頼るしか価値がないのだろうか。前の職業自体を恥だと思っているのだろうか。そう考えてもおかしくないのだ。
「今、罰はなくともいずれどこかで訪れるだろう。行いは未来にもつながるものなのだ。」
偉そうにして誰が得をするのだ。それから何が得られるのだろうか。傲慢でおごりしかないと思われるだけで嫌われようと必死になのかもしれない。




