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銀の町

一ノ瀬は低い銀に囲まれたところにいた。噂でいる嘉門はここに訪れているようことがあるのだ。源太郎はアトリエをもっていないのを証明しているようだった。そこはレンタル収納スペースであった。契約だけであるのであまり人に合わないのだろう。近くにあった喫茶店に行った。純喫茶と言われているようにしてあるようだった。カウンターが並べるしかないほど狭く感じた。

「お兄さん、この辺では見ないような感じだね。そこまできっちりするようなスーツを着るような会社が減ってね。」

「俺は警視庁捜査一課の一ノ瀬といいます。此処に八木源太郎さんは来ますか?」

「えぇ。常連だよ。個展があるときはいつも来てくれてね。さびれた地域も活気づくんだよ。テレビで映る政治家なんてさ、金にしか興味がないんだよ。わからなければいい。みんなとやっていればいい。見たいな子供じみた考えしかもっていない。言葉の知らないんだろうね。信頼も何もないよ。証拠が出せない犯罪者が偉そうに口をたたくなんて許されない。」

マスターは熱いコーヒーを注いでくれた。コーヒーカップは何処か世の中を見せているように思えた。暗黒の中をのぞくことを許されないように思った。

「此処はテレビがたくさんあるんですね。」

「情報を欲しがる人が多いからね。投資家とかで自宅以外からも必要らしい。」

マスターの注いでくれたコーヒーは何処か水っぽく感じた。下手なのだろうか。それかたまたまなのだろうか。確信はできないのだ。

「人の金であればどう使ってもいいと思ってやっている時点で詐欺師だよ。何が名目のある金だよ。身銭を使いたくない一心しか見えないだよ。勉強しなければならないからって多額の金を使うのはどうだろうか。人が減って金をどうしようかと言っているのと矛盾が生じているのに気づかないんだろうな。目が節穴としか言えないな。カスであり屑なんだよ。」

「返したくないから言い訳を言うんですよね。それもわかりやすい嘘をつく。人をバカにしているとしか言えないよ。問題児はずっと問題に付きまとってくるのもわからないのでしょうね。問題を作っておいて人の所為にしだしたら・・・。責任もないのに大げさなことをする。可笑しいじゃないんですかね。責任が付きまとう時代であるのにかかわらず。」

2人から吐かれるのは幼稚とか思えないことしかしない滑稽な集団を見た。水に流せるほど軽くないことを全く知らないとしか思えないのだ。終わりは終わりだ。


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