表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/15

6.鉤括弧と句読点

 ちょくちょく間違えてることです。意外と知らなかったりするのでしょうか。

 それと、これを読めば分かりますが、僕が僕の一般として使う『』は間違いです。


**********


 鉤括弧(かぎかっこ)は、当たり前ですが「」と『』です。僕がちょくちょく地の文で使う『』は基本間違いです。自分でも知りながらやっているんですが、正直、直せそうにありません。


「」の使い方。


「」は基本、台詞ですね。これを知らない人を見つけることが難しいと思います。外国人だったら仕方ないかもしれませんが……。

 じゃあ、『』の使い方は? それをまず説明します。

『』も大体は台詞、または引用です。例外もありますが、例えば、電話の相手の声や、「」内でまた鉤括弧を使う場合に使います。


「じゃあお前はどう思うんだ」

『どうもこうもねぇよ。見たまんまだ』

「どういう意味だ?」

『見たことをそのまま信じてるってことだよ』


 適当に会話を作りましたが、まあこんな感じです。本当に適当だなぁ。


引用では、そのまま、

『恥の多い生涯を送ってきました』

のように書くべきです。また、この場合は「太宰治『人間失格』より」など、引用元を書いておくことが必要です。

(太宰治『人間失格』より引用)

自分でも今、引用しましたので書きました。上記みたいな感じです。


 もう一つ、使い方の注意点。



「」の台詞が長すぎて、二行になったり、改行することになった場合です。

 また適当に会話を書きます。


「お前はそういうことをいうから、いつもそんなんなんだ。もっと柔らかくなれ。出来ないのならば固くなれ」

「何言っているんだか、馬鹿な俺にゃ分からんよ」


 本当に適当だなぁ。

 はい、えーっと、見て欲しいのは最初の台詞です。「お前は〜」の方です。

 四百字原稿用紙で感想文を書く場合などは、その鉤括弧内で二行目に突入したら『「』分、一つ開けるとか言われた記憶があります。これを読んでいる人で、それを考えた人に言っておきます。



 不要です。



 あまり難しく言うと、自分でも分かりにくくなってきますので、簡単にまとめます。


 ・鉤括弧は改行しない限りそのまま続ける。

 ・鉤括弧内で改行した場合、最初の一マスを開ける。


 鉤括弧の存在を無視すれば、ほとんど地の文と同じ書き方をします。

 最初からこう言えばよかったな……。



 次、句読点(くとうてん)です。

 句点(。)、読点(、)です。

 句点は文の最後に付けるのが鉄則です。まさか三点リーダ(…)の代わりに句点三つ付けている、とかないですよね?



 たまに見かけるんです、そういうの。


 俺は寒空の下、一人歩いていた。。。


 これ見ていて本当に酷いです。もしやっていたら、すぐにでも直しましょう。


 句点は文の最後、鉤括弧内では、『」』が最後に付かない限り、句点を最後に付けましょう。それと、感嘆符(!)、疑問符(?)の後にも付けないで下さい。それ自体が句点の役割を果たしているので。



 読点は、これはこれでまた気になります。

 読点がない文章とか読んでみて下さい。疲れますよ。


 俺は朝起きてすぐに服を変えて家を出た。

 出て行く際に右手に掴んだ朝食のバナナをかじりながら俺はスタスタと歩いて行く。


 何か……。

 見ているだけで胸のあたりがムカムカしてきます。

 えーと、とりあえず、僕的に直してみます。


 俺は朝起きて、すぐに服を変えて家を出た。

 出て行く際に、右手に掴んだ朝食のバナナをかじりながら、俺は、スタスタと歩いて行く。


 ちょっと余裕が出てきましたね。息継ぎって素晴らしい。

 逆に、読点が多すぎるのもどうかと思います。接続詞ごとに読点、読点、読点……。と打つのはあまりに芸がないんじゃないかな、と。

 一回、書いた文を自分で読んでみて下さい。そして、ここで区切ったらいいかな、と思うところで読点を打ちましょう。それで大体いいと思います。


**********

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ