10.ラノベについて
頭痛……。辛い……。
ラノベ(軽文学とも言う)。
僕は自分の書きたいものだけ書いているので、文学っぽかったりラノベに偏っていたり。ただ、文学を意識して書いた作品がラノベチックになっていないか、たまに心配になります。
**********
軽いとは言え、「文学」という単語が入っていますね。自分の認識としては、アニメや漫画をそのまんま小説(または文章)にした感じです。その分、純文学よりは気楽に読めると思います。
どうでもいいかもしれませんが、有川浩(『図書館戦争』)先生って、最初はラノベ作家だったらしいですね。今は「小説家」の部類に入っているようですが……。いつからそうなったのやら、線引きが曖昧すぎですね……。
ラノベと言えば、このサイトの総合ランキング上位です。『異世界』『転成』『チート』『ハーレム』『俺tueee』『落ちこぼれ/成り上がり』などのジャンルでしょうか。いわゆる、『テンプレート』ですね。最近は僕の周りでもその類を読んでいる人が多いです。
テンプレートは、何を書いても『大筋では似て』しまい、オリジナリティがなくなってしまうので、個人的には嫌いなんですよね。
ああ、そうだそうだ。
これもどうでもいいですが、今の中学生の英語の教科書の絵を描いた人は、ラノベの挿絵を描いている人だったとかなんとか。「エレン・ベーカー先生」で検索すると出てくると思います。
僕の教科書がそれなんですが、その絵を初めて見たとき、周りのオタクさん(ある意味僕も例に漏れず)が、「かわいいなこの先生」のようなことを言ったことを覚えています。
ラノベはある意味で日本の文化と化しています。僕としては新潮文庫とか文春文庫の方が面白いから読め、と突っ込みたいところですが、たまにラノべを崇高なものだと思う人が多くいて……。
いや、僕は反対に文学を崇高なものだと思っているのかもしれませんね。おい、中立、中立だぞ、いいか、僕。いいな? よし。
たまに『ラノべは小説じゃない』と言う人がいますが、僕はそれにどう答えていいか分かりません。賛成といえば賛成ですが、反対といえば反対なんです。ここでどっちかと決めると、後が怖いので決めません。というか、決めれません。
ちなみに、賛成なら、ラノベには語彙が少ないことが多いことと、ストーリーが抽象的に見るとほとんど同じである、という点があります。
逆に反対なら、手軽に読める、また、日本の経済が潤う、という点があります。
結構難しいんです。僕はどっちに考えるべきか。
最後です。ジャンル分けと、テンプレートの書き方です。
『異世界』/中世ヨーロッパ風が多い。
『転成』/異世界、チートと併用されることが多いです。何かと物語の展開に便利。
『チート』/能力的に(相手から見て)勝てるわけがないもの。無双。とりあえず主人公を勝たせておけばよい。
『ハーレム』/まんまです。美少女に囲まれる主人公です。
『俺tueee』/どちらかというと、チートの部類に入ります。
『落ちこぼれ/成り上がり』/そのままです。現実では上手くいかなかったのに、異世界に行ったら『俺無双』になるものです。
上記のジャンルは、基本ラノべの部類に入ると思っていいでしょう。
筋書きは基本、主人公が事故で死んで、神か何かに出会い、『お前異世界転生ね、ついでに能力つけたるよ』とか、『異世界飛ばすから頑張れ』とかですね。
書きやすいといえば書きやすいので、初心者の人や、気楽にやりたいという人にオススメです。
また、評価がすぐにつくジャンルですので、評価がほしい人は書いてみるのもいいかもしれません。が、間違ってもそれで人気が出たり、評価がついたからといって、友達の評価がついていない文学ジャンルの作品を貶さないようにして下さい(ここ重要)。
このサイトでは、『文学』より『ラノベ』が人気であり、主流なだけなんですから、仕方ないんです。
(でもたまにいるんですよね、こういうことを書いても、結局は不人気だから、という理由だけで馬鹿にする人。大抵はそんなことはしない人でしょうけど……)
補足ですが、西尾維新先生の『物語シリーズ』は、『ラノベ』と『行きすぎた大衆文学』の間で、結構微妙です。僕の周りでは、ラノベである、と言う人の方が多いと思いますが……。そこは読者の皆様にお任せします。
**********