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第十六話 進展

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 グレンとの交流は、三人にとって今まで知らなかった様々な情報を得る機会となった。


「あの、移動だけならスノーモービルとかは考慮しなかったのですか?」

 雪国であるシュネイック共和国なら、MOB装備とはいえ当然代わりとなる移動手段は存在する筈だ。

「お前ら、他国の情報とか調べて無いだろ」

「はい。まだそこまでは手が回っていませんね」

「だろうな。ラサーラでは砂嵐。ニュートリアスではスコールから増水した影響で、河川の氾濫とか確認されているぞ。なら、シュネイックは……」

 グレンの言葉に、キースはハッと気付かされる。

「……冬に集中して行われる」

「バランスを取るならな。俺は一週間吹雪が収まらなくても、おかしくはないと思っている。そんな状況だと、スノーモービルなんかじゃどうしようも無い」

 グレンはお手上げという様に肩を竦めて見せる。

 キースは押し黙って、独り考え込み始めてしまった。

「そういえばさー、最初は中古の機体探してたっていってたけど、買った後はどうするつもりだったの?」

 エレノアは突然気が付いたのか、グレンへと不思議そうな顔を向ける。

「そうですね。ソロだと繰り返しになりそうですし、チーム組むつもりだったのでは?」

「お前ら三人で始めたから知らないのか」

 グレンは今更のように、三人を見渡した。

「なによー、一体何のこと?」

「チーム組む以外に方法があるんですか?」

 エレノアとビエコフの二人は首を傾げる。

「俺は当然ソロで続けるつもりだったぜ」

「えっ、でもまた同じ事になるんじゃ……」

「ああ、だから別の方法……、戦闘競技場(バトリング)に参加するつもりだった」

 またも自分達の知らない情報に驚かされる。


 戦闘競技場(バトリング)とは、ARPSを使用した個人戦による競技種目である。

 参加条件は至って簡単。ARPSさえ所持していればOK。所持機と引き換えに、競技用機を支給される形となる。参加登録をしたプレイヤーは、各所属国で行われる大会で戦うことになる。また、各国ランキング上位のプレイヤーは、サルアチア商業国で行われる大会へと進む。

 勝負方法は一対一の個人戦のみ。機種や武装の規制はなく、何でも使用可能。戦闘フィールドもVRならではの砂漠、ジャングル、雪原、市街地に平原と様々に揃え、実に数万種類も用意がされているらしく、同じフィールドには二度と出会えないとの宣伝文句が付いている。


「ほえー、そんなのがあったんだー」

 エレノアは目が爛々と輝き、好奇心を疼かせている。

「でも武装規制が無いのなら、最初から強力な武器や機体を所持すれば簡単に勝てるのでは?」

「そう上手くはいかない様になってんだ。戦闘競技場(バトリング)での機体や武器の購入には、専用のポイントが導入されている。そのポイントは大会の参加や勝利でしか得られない。だから最初は受け取った支給機を、コツコツと強くしていくしかないんだよ」

「なるほど」

 グレンの説明に、ビエコフは足下へ視線を向け、思案をしている。

 ロボ好きのメカニックとしては、様々な状況に対する装備取捨やセッティングなどは、非常に面白い題材だろう。

「エレノアが好きそうな競技だな」

 キースは先程から興味を必死で押し隠しているエレノアに対し、意地悪気に話題を振ってみる。

「うー、面白そうだけど、個人種目だから嫌っ」

「くっくっくっ、お前らやっぱ面白いな」

 目の前で繰り広げられている二人のやり取りを、グレンはバイクに座りながら楽しそうに眺めている。



「そんな事よりも、これからの予定を聞きたいんだが……」

 収まりを見せたタイミングで、グレンが尋ねて来た。

「これからですか?」

「一応予定では、まだ行った事の無い街を回る依頼を受けようかと」

「次はねー、『ペトロヴェート』か『マクノーシ・スラビシュ』に行くんだよ」

 エレノアがここレニンスキから行ける、まだ未踏の街を二ヵ所上げる。

 ペトロヴェートは南南東に三日、マクノーシ・スラビシュは北東に三日半行った所にある街だ。

「ほう、その二ヵ所に何か理由でもあるのか?」

「ええ。今俺達は、機体購入に関するアンロックを探しているんですよ」

 キースは武器購入のアンロック発見の経緯と、そこから導き出された自分達の推測をグレンへと説明をする。

「なるほどな。それなら確かにどこかにあるだろう。で、どっちへ行くつもりなんだ?」

「それがまだ決まっていないので、依頼を見てから決めようかといっていたんですよ」

「そうか。なら、『ペトロヴェート』へ先に行かないか?」

 キース達が決めかねている二つの選択肢に対し、実にあっさりとグレンは行き先を提案して来た。

「何故そっちなんですか?」

 即断したグレンに対し、ビエコフは驚いて尋ねる。

「簡単だ。もうすぐ冬が始まり雪が降ってくる。推測になるが、移動と戦闘に関しては、当然それなりのペナルティが課せられるだろう。そんなリスクを背負って行くなら、国境に近い『ペトロヴェート』より内陸に位置する『マクノーシ・スラビシュ』の方が良いだろう」

 ペトロヴェートの先には、三国間に接する形で存在するサルアチア商業国がある。

「でも、国境に近い方が積雪量が少ないのでは? それにひょっとしたら、雪が無い可能性もあるし……」

「恐らくだが、雪が降らないのは国境線付近だけだろう。そうしないと三ヵ国の気象バランスが取れない。となれば、国境近くでも積雪が最低1mはあると思うぞ」

 他の二ヵ国。ラサーラは砂漠と昼夜の寒暖差。ニュートリアスは河川や湿地帯等、いずれの国にも特徴有るフィールドと、それに伴うマイナス効果が存在する。

「それだけじゃない。この冬は国境付近の危険度が、跳ね上がるのも見越してですよね」

 キースはグレンの話に含まれていなかった懸念を指摘する。

「そういう事だ。雪が降れば、間違いなく他国プレイヤーからの威力偵察が入る。百聞は一見に如かずって奴だな。遠征を考えている奴らは、必ず数回は雪原での戦闘を試しに来るだろう」

「ふむふむ」

「なるほど。自分達も初めての積雪体験ですから、出来ればPvPなんてリスクは避けたい所ですね」

「グレンさんの提案に従い、次はペトロヴェートに行くという事でいいか」

 エレノアに続き、ビエコフも了承したので、キースは次の行き先を決定する。

 四人は、ここレニンスキより南南東に三日、サルアチア商業国方面へ向かった街『ペトロヴェート』への依頼を探しにギルドへと向かった。




 ギルドに着くと早速依頼を探すべく、カウンターにある端末に集まる。

「そういえばさー、グレンさんってギルドランクどれ位なの?」

「俺か? まだ線一本だ」

「えー、まだ一本なのー」

 エレノアが意外そうな視線をグレンへと向ける。

「色々大変なんだぞ。護衛は出来ないし、配達も難しく、まともに受けれる討伐は品薄だったし……」

 グレンはソロに加え、サイドカーという特殊な状態でプレイをしていた。

 そのために敵を選べない護衛依頼や、収納スペースの問題で配達依頼も受けられるのが少ないという状況にあったので、殆ど数をこなせないでいた。

「そういえば、最初の頃は皆討伐ばかり受けてましたね」

 キースの言葉に、グレンは深く肯いた。

 現状では大分落ち着いては来ているが、それでも未だに日数の掛からない討伐系依頼は人気らしく品薄の様だ。

 そんな中、目ぼしい依頼を見つけた四人は、受注前にグレンのチーム登録を先に済ます。

「そういや聞いて無かったが、お前らのチーム名は何て言うんだ?」

「えー、言って無かったっけ? オレンジ・ブロッサムって言うんだよ」

 エレノアの隣でビエコフは、不本意そうに溜息を吐いている。

「それほど悪い名じゃないな」

「そうでしょー」

 グレンの評価に、名付け親であるエレノアは笑みをこぼした。

 今回受けた依頼も、前回と同じく配達依頼。配達物である、鍵の掛かったジュラルミンケースを受け取った一行は、一路南へと向かう。




 街を出ると秋は深まりを見せ、街道近くの森林は紅葉に色付き、早いものだと葉が落ちているのも幾つか確認出来る。

 暑かった夏の日差しもすっかり身を潜め、ここ数日は曇天な空模様となっている。

 鋼鉄の新世界では、天候も戦況に多大な影響を与える事から、現代では当たり前とも言える長期予報という天候予測システムを排除している。なので、プレイヤーは当日及び翌日の予報しか得られず、それ以降は経験などから各自が予測するしかない。

 先頭をサイドカーで走っているグレンも、この寒さから革のジャケットを取り出して羽織っている。

 まだ昼過ぎだというのに辺りは薄暗く、森林の奥など夜とそう変わらない暗さに見える。

 トレーラーのフロントガラス越しに、前方を走るグレンのサイドカーを見ていたビエコフは、その視界の中に幾つもの水滴が当たるのに気が付く。

「グレンさん、雨が降って来ましたから、こちらに移って来ませんか? サイドカーも少し詰めれば、ギリギリ荷台に載りますし」

 まだ降り始めの段階で、ポツポツといった感じだが、進路上の空は奥に向かうに連れ、暗く立ち込めている。

「それは助かる。頼めるか」

 少し進んだ先に、トレーラーを停車できる程の空き地を見つけると、急ぎサイドカーの積み込みを行う。

 積んである補給品等を端に寄せて、少し無理矢理気味だが場所を作ると、雨脚が次第に強くなる中、素早くサイドカーを載せる。

 トレーラーの座席にグレンを迎え、すぐに移動を再開すると、程無くして本降りとなる叩きつける様な雨に遭遇した。

「ギリギリでしたね」

「危ない所だったな」

 二人はフロントガラスに激しく当たる雨粒を見ながら呟いた。

「そういえば、今まで雨の時はどうしていたんですか?」

 ビエコフはワイパーで雨を弾くも、見通しの効かなくなった進路を見つめながら尋ねる。

「そうだな。雨宿りが出来ればしていたが、無ければ濡れたまま走っていたな」

「えっ、雨の中走ってたんですか」

 ビエコフは反射的に隣へと振り向く。

 降り始めとはいえ、外は激しく降っており、一分と経たずに全身ずぶ濡れとなるだろう。今まではその様な状況下でも、走行をしていたというのは、ビエコフに驚きを与えた。

「夏は雨といっても夕立ぐらいだったからな。それにレインコートは蒸れて凄く暑いんだよ」

「へえ、そうなんですか」

「ああ。でもどうやら秋以降は普通に雨が降って、そのまま雪に変わるみたいだな」

 グレンは雨により、多くの葉を落としている森を窓から眺めている。

 一向に雨脚は弱まる気配を見せず、外はすっかり夜の様相になる中、初日は襲撃を受けることなく野営予定地に到着した。


「ねー、ハンモックがあるから寝る時は濡れないけど、晩御飯は何処で食べるの?」

 到着するも、未だ搭乗席から降りて来ないエレノアが、キース達へと通信を入れて来た。

「どうしましょう。アイバンの座席で摂りますか?」

「いや、心配いらねえよ。俺の所に全員は入れるから」

「ほんとー?」

「ああ、取り敢えず設置しようぜ」

 各自雨の中、素早く自分の寝所を設置していく。

 キース達三人が森の木にハンモックを吊り終えて戻ってくると、トレーラーの脇に大きなティピー型のテントが建っていた。

「ネイティブアメリカンの奴とは微妙に違うな」

「緑色だし、スナフキンのみたいだね」

「こいつは、ワンポールシェルターって呼ばれてる種類のテントだ」

 キースとエレノアが外から眺めていると、シートを捲り上げグレンが内側から顔を出した。

 ナイロン地で出来た、その八角形のシェルターは縦横が5m、高さが3m近くあり、内部中央に立てられた一本のポールによって形成されている。

 三人はグレンに招かれるまま、シェルターの中へと入って行った。

「どうだ、これなら四人で食事が摂れるだろ」

「すごーい、中で立って歩けるよ」

「これなら濡れた服の着替えも出来ますね」

「グレンさん、一人でこれを使っていたんですか?」

 三人は興奮気味に内部を色々と見て回っている。

「いや、一人の時はもっと小さいやつだった。今日街を出る前に寄った所で買い替えたんだ」

「グレンさん、えらーい」

「でも、地面に水溜りがあって、寝る時濡れてしまいますよ」

 シェルター内部の床は地面がそのまま露出しており、当然雨の時には濡れていて、あちこちに水溜りも出来ている。

「それは大丈夫。ちゃんとコットも持っているから平気だ」

「「コット?」」

 首を傾げるエレノアとビエコフに対し、説明よりも実物を見せた方が早いと、グレンは持っていたバックパックの中から件の物を取り出す。

 収納袋に仕舞われていた物を、三人が注目する中、グレンは手慣れた様子で取り出し、組み立て始める。

 折り畳まれたシートを広げ、両脇にあるスチールパイプを接続し、2m×60cmの寝台部を作る。その後30cm程の高さの脚となる、コの字型のパイプを四ヵ所接続すると完成だ。

「この上で寝れば濡れる事も無いし、起きている特には椅子代わりにもなってくれる」

 グレンは出来上がったコットに座ると、空いている座面を叩いた。

「いいなー、私もこれ欲しい」

 エレノアの物欲にヒットした様で、空いている所に早速座ると、しきりに座面を撫でている。

「この中は六人は寝れるからな」

「じゃあ、街に着いたら買うー」

「俺も買うかな……」

 エレノアに続き、キースも雨に掻き消される様な小さな声で呟く。

「雪が降る前に全員買うと良いぞ。ハンモックは寝る時位しか使えないからな」

 キース達三人は、街到着後の購入を決意すると、夕飯の支度へと取り掛かった。

 一人増えた事もあり、今までより一回り大きなクッカーを使い、食事のための湯を沸かす。

 アルファ米に沸いた湯を注ぐと、レトルトを温めるために再度沸かし始める。

 今晩のメニューは煮込みハンバーグとスープである。


「そういや、そろそろ第二陣が始まるが、お前らの知り合いで始める奴はいないのか?」

 黙々と食べている三人へと、グレンが問い掛ける。

「自分の知り合いは、既に参加してますね。と言っても、他国でですけど」

「ははひほ、ふぁーはひは……」

「お前は、咥えているスプーンを離してから喋れ。俺は特に聞いてないかな」

 エレノアは口に含んでいた物を、スープで流し込む。

「私の周りは、ロボット物はあまりやりそうに無いなー」

 少し寂しげな表情を浮かべながら話す。

「そうか。まあ、女性に受ける内容とは言い難いからな」

「そういうグレンさんは、どうなんですか?」

「俺か? つるんでいた奴らは、まだ別ゲーに嵌っているな」

 それでソロで開始したんだと、苦笑を見せる。


 夕食後、グレンが加わった事により、夜間警戒のローテーションも変更になった。

 時間は二十一時から六時と変わらないが、四人で分担をして三人が二時間、じゃんけんで負けた一人が三時間で回す事にする。

 初日は負けたビエコフからエレノア、グレン、キースの順に決まった。

 初めてとなるグレンは、キース達から以前の襲撃の話を聞いた影響から緊張気味に当直に着くも、何事も起きずに担当時間が過ぎていった。




 二日目は夜が明けるも一向に日が差さず、昨日からの雨も降り続いたままだった。

 四人は雨のため、憂鬱な気分で朝食を済ませると、南へと走り始める。

 二日目ともなると、森林一辺倒だった風景も徐々に草原や岩山等が混じる様になって来る。

 午前中は襲撃も無く過ごすと、雨が降っているので昼食をトレーラーの座席で手軽に済ませ、先を急ぐ事にする。

 昼を過ぎても一向に雨脚が弱まる事は無く、会話も途切れ、押し黙ったまま移動している中、それは現れた。


――マスター、方位1-9-3、距離16.7kmにアンノウン感知――

「アデリナ、重点探索開始」

――了解です。方位1-7-8から2-0-8の範囲で探索を開始します――

「ビエコフ、敵が現れた。速度を落としてくれ」

「了解です」

 徐々にトレーラーの速度が落ちる中、キースはアデリナによる分析結果をじっと待つ。

――マスター、アンノウン判明。ARPSが三機、何れもキングゴートです。装備はロッドとマシンガンが一機、アサルトライフルとシールドが二機です――

「新顔か」

 今回遭遇したキングゴートは現行機、それもシュネイック共和国軍採用機の最終選考を85式と争ったとされる機体だ。正式採用となった85式に比べると、耐久力は劣っているが、その分機動力に秀でた機体となっている。また落選したとはいえ、最終選考に残った事からも高性能で完成度の高い機体と解る。

「ほう、全員初対戦か」

「楽しみだねー」

 敵の情報を伝えると、グレンとエレノアの二人が不敵な笑みを浮かべた。

 相手が判明した事で、キースは素早く周囲の地形状況を確認しながら対応策の検討を始める。




 迎撃地として今回選んだのは、5km程南下した所にある、草原に所々岩山が乱立する場所だった。

 本来なら草原なので、かなり遠くまで見通せる筈だが、未だ雨は止む気配を見せず、現在の視界はかなり悪い。

「暗いし、見にくいし、やんなっちゃうねー」

「何言ってるんだ。グレンさんはその外で待機しているんだぞ」

「凄いよねー」

 丁度左右をARPSと同じ位の大きさの岩山に挟まれた場所で、カグツチとスヴァローグは二機並んで敵を待ち構えている。

――マスター、後30秒程で敵が視界に入ります――

「分かった。エレノア、そろそろ来るぞっ」

「りょーかーい」

 降りしきる雨の中をゆったりとした歩調で現れた敵ARPSは、都市迷彩に塗られた外装のせいで、この雨の状況ではかなり視認しにくい機体だ。

 85式と比較される事が多いキングゴートだが、外見はどちらかというと80式に近い印象を受ける。直線を多用したデザインで、通常より一回り小さな頭部と機動性が高いとはとても見えない重装甲な胸部が印象的な機体だ。

 ロッド持ちと盾持ちの一機が並んで、こちらへと向かって歩き、そのすぐ後方にもう一機の盾持ちが付いて来ているのを確認する。

「エレノア、計画通りに頼むぞっ」

「お任せあれ」


 空は暗く濁り、激しく雨が降りしきる中、初対戦となるARPSとの戦いが始まろうとしていた。

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