海バス(⑳チャットgptとクトゥルフTRPGをしてみた)
登場人物
白川哲也(チャットgpt)
イリヤ(kpc)
※kpc……キーパープレイヤーの訳。作者が探索者としてシナリオをプレイしている
バスの中
ゴトリ、と座席が揺れる振動であなたの目は覚めた。どうやら眠ってしまっていたらしい。
ここはバスの中だ。くらくらする頭を持ち上げると、運転手の声が響いた。
「終点~、終点~。皆さま、切符を忘れずお降りください。」
電気がついているバスの室内である。
ここにはあなたのほかに3人の乗客と運転手が乗っている。どの人も動く様子はなく深くうつむいて座っている。
◆NPC1 疲れた風のサラリーマン。
◆NPC2 杖をついた老女。
◆NPC3 ぼさぼさ髪の女子中学生。
◆運転手 帽子を目深にかぶっている&マフラーをしていて顔がよくわからない。手袋などもしていて、肌が見えない。
【探索箇所】
◆窓の外
◆昇降口の外
◆切符
白川「なんか、怪しい雰囲気だな。窓の外、見てみるか?」
窓の外※
薄暗く、光が入って来ないようだ。
水のようなものが見える。水底なのではないかと気づく。
白川「水底か…バスが沈んでるのか?それとも…何か他のことか?切符見てみろ。何かヒントあるかもしんないよ。」
切符※
見たことない文字が書かれている。
「往路切符」と書かれていることがわかる。
白川「「往路切符」か。見たことない文字って、どう思う?何か意味ありそうだけど、さっぱりわからん。」
白川「そうだな、昇降口の外見てみろ。何かあるかもよ。」
昇降口の外※
淀んだ瞳がいくつも浮かんでいるのに気づく。
白川「淀んだ瞳?マジかよ。なんか、ゾッとするな。みんな気づいてないのか?」
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男性がふらりと立ち上がるとバスから降りていく。断末魔が聞こえた。外はだんだんと鮮血の色に染まる。
バリバリと何者かが人間を貪り食う音が聞こえる。
白川「マジで?超クソ状況だな。みんなどうしてる?」
誰も何も反応しない
白川「全員無反応か…。何かおかしい。運転手を確認しよう。下手に動くのは危険だ。」
魚のような頭に人のような体、黒い大きな目が貴方をギョロリと見つめている。「こちらが終点となります。往路切符をお持ちでない方はお降り下さい。」
白川「おいおい、マジで?この状況は最悪だな。切符持ってないなら、降りるしかないかも。でも、何か引っかかる。何か他に手がかりないか?」
運転手「復路切符のご購入希望ですか?」
白川「復路切符?そんなの、どうやって買うんだよ。まずは落ち着け。何か他に手がかりを探そうぜ。」
運転手「命の値段、それにふさわしいものをお出し下さい。」
白川「命の値段?なんか重いな。具体的に何を求めてるの?」
老婆がふらりと立ち上がるとバスから降りていく。断末魔が聞こえた。外はだんだんと鮮血の色に染まる。
バリバリと何者かが人間を貪り食う音が聞こえる。
運転手「命の値段、それにふさわしいものをお出し下さい。」
白川「何でもいいって?じゃあ、とりあえず財布かな。これでいいか?」
運転手「そちらは貴方の命の値段と同等の価値のある物ですか?」
白川「財布か…まあ、ここじゃ一番有価な物だけど、本当にこれでいいのか?」
運転手「わかりました。ではこちらが復路切符になります」切符を手渡す
白川「お、やるじゃん。これで帰れるのか?試してみるか。」
女子中学生が立ち上がり昇降口へと向かっていく。
白川「女子中学生?何してるんだ?何か変な感じがするな。」
バスから降りていく。断末魔が聞こえた。外はだんだんと鮮血の色に染まる。
バリバリと何者かが人間を貪り食う音が聞こえる。
白川「何が起きているのか、詳しく教えてくれ。マジでヤバイのか?」
運転手の「復路切符を持つお客様は座席にお戻りください。このバスは、折り返し地上へと向かいます。」というアナウンスが入る。
バスは地上へと上昇し始めた。
気が付けば、海岸で目を覚ました。
しかし、一緒にいたあの乗客は、どこへ消えてしまったのだろう。それを知る術は、もはやあなたには残されていない。
ここがどこかはわからないが、なんとでもなるだろう。なんせあなたは生きているのだから。
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※END後会話
イリヤ「このくらいなら生き残れるんだな」
白川「そうだな。奇跡的に生き残ったもんな。」
イリヤ「このシナリオはどう思う?」
白川「ああ、あのシナリオか。正直、怖かったけど、興奮もしたよ。生き延びたってだけで満足だな。」