第0部の説明
1 シーンの説明
時和奏という時和大学の主人公は本来ならば、その物語の999話のエンディング「双送式」でラスボスの攻撃を受けて、負けるはずであった。
が、そこで、創造主、神の干渉という宗教的な現象が起きる。
そして、その神の干渉を受けて、時和大学の主人公は、黒夜叉から放たれた攻撃、刀の金属の破片をを”””僅かに”””(完璧には避けられていない)避けることが出来て、無事にエンディングを迎える。
この科学と宗教と芸術が調和した、”調和的な神の干渉(調和的なテンソル)”というのが、時和大学から万物の芸術である9999に繋がる唯一無二の架け橋である。
2 ベートーヴェン第九の大四楽章(最終楽章)の軽い説明(主に、あの有名な二重フーガ部分!)
参考に
Beethoven, Symphony 9, 4th movement (complete) Ode to Joy, Presto, Philharmonia Baroque
https://youtu.be/ljGMhDSSGFU&t=17m17s
この部分を一言で表現するならば、
”光あれ”
である。
この部分で、ベートーヴェンが主張したいこと、成し遂げたいこと(もちろん、人類史上最高の成功を収めている事は既に周知の事実である。第九は人類の永遠なる宝)は、芸術の力をもって、神々と人間の世界、それらが調和した世界を創り上げることである。彼の偉大なる二重フーガの技工を駆使して、世俗の科学と、神の宗教、そして時代が切り離していったそれら2つの分野を、創造的に繋げようとしている。
要約すれば、
A;世俗=科学
B;神の干渉=宗教
C;A+B= 二重フーガ、それを総合芸術として昇華させて表現した時和大学のエンディング=芸術
よって、科学と宗教と芸術の完全融合
3 時和大学と万物の芸術についての関係性について
式に表すと、
時和大学の999話 双送式(時は暇である=9999) = ベートーヴェン第九の大四楽章(9999) = 万物の芸術(9999)
このように3つは美しく等価関係に結ばれている、という事である。
4 時和大学の999話「双送式」のエンディング、万物の芸術、9999の第0部のまとめ
21世紀の古典芸術作品である時和大学から、22世紀の万物の芸術である9999(フォーナイン)への架け橋は、最も科学的、最も宗教的、そして、最も芸術的であるという、最も偉大なる王道を通る
22世紀以降、時は暇である
21世紀をもって、世紀という概念は終焉を迎える(これはかなり大胆な予想・・・少なくとも、万物の芸術はそう主張しているので、それに従うということで・・・)