第一部の対応について・第一部 生命の二重らせん開弦 (Type I string theory)
1・第一部 生命の二重らせん開弦 (Type I string theory)
0;まえがき
万物の芸術の第一部に対応しているタイプ1弦理論を、一言で表現することが出来る。
それは、ドラマである。
そしてドラマを、一言で表現することが出来る。
それは、命である。
1;説明
A;科学)
そしてタイプ1弦理論という摂動論は、超弦理論において唯一無二、 ”開弦” 開いた弦が存在可能であり、時和奏の心臓に見られるように、二重らせん構造は繋がってはおらず、それらは独立している。
超弦理論タイプ1(https://en.wikipedia.org/wiki/Type_I_string_theory)
It is the only one whose strings are unoriented (both orientations of a string are equivalent) and the only one which contains not only closed strings, but also open strings.[dubious – discuss][clarification needed]
要約すると、超弦理論の数ある理論の中でも、タイプ1の超弦理論のみが、端が閉じている丸いひもだけではなく、開弦、開いている弦が存在する理論である。
よって、時和奏の心臓の中に、DNAのように2つの”開いたひも”、開弦が埋め込まれている、というのは、科学的に正しい。
B;芸術)
ドラマ系の作品は、ただその枠組の中でパラメーターを操作しているだけである。
演者が……
子供だろうが、大人だろうが、宇宙人だろうが、アマントだろうが、
という風に、登場人物が誰であっても、
対象が……
生徒に反抗しようが、教師に反抗しようが、学校に反抗しようが、国に反抗しようが、
という風に、どんな対象であっても、
原因が……
自傷だろうが、他傷だろうが、自殺だろうが、自送だろうが、病気だろうが、奇病だろうが、難病だろうが、
という風に、どんな原因を巡っても、
全てはドラマの真髄である”命”に収束していくということである。
どんなに作品が異なろうとも、全ての創作は、”命”に対しての創作である。そしてその真髄は決して、変わることはない。時空を越えて、普遍、不変であるということである。
それら全ては、”命”、をテーマにした芸術作品群であり、その根源的な目的は、表面を削ってみれば、完全なる一致を見せている。
そのドラマジャンルという真髄、その象徴が、時和奏の心臓の二重らせん開弦である。
(ちなみに、これが、時和奏の裏設定)
時和奏は生まれつき原因不明の不静脈、つまり難病に罹っていた。時和奏の父親である時和暇は、その心臓に埋め込まれた自然のペースメーカーを果たす、神の糸の”旋律”を聴いて、時和奏という名前を命名した。それが裏設定であり、時和奏という名前の由来である。彼は、本来は幼少期に死ぬ予定だったのだが、そこで神の干渉が起きた。ここでも宗教的な要素が絡む。うん、で?
(ちなみに、この描写は入れる必要は特にないが、それでも)
第一部の草稿では描写そのものは未だに入れていないが、この独立している二重らせん構造を、ブラックジャックが、2つの絡み合う開弦は端を繋げれば、実際は合体して閉弦になるというシーンも一応入れるつもりである。さらに一度閉弦になっても、再び、分離させることも可能である。やたらと細かい。




