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御朱印体

作者: まえとら

趣味で始めた御朱印帳巡り。

奇妙な流行り方をしていた。

エスカレートしてゆき。。

願いを込めて、神社でお参りを済ませた。歳のせいだろうか、入院していたせいだろうか、我ながら信心深くなったものだ。

お守りも買ったことだし、御朱印帳というものを、いよいよ購入してみようと手に取った。近頃、タトゥーをしている人を、よく見かけるようになったけれど、横にいる若者は腕に御朱印をいただいているではないか。

「ああ。これ?今これはやってんすよ」

「何事もほどほどが肝心じゃよ。腕にもらうくらいがちょうどええ」

私は少しゾッとした。とりあえず御朱印帳に押印、記入してもらった。


次の休日も、また次の休日も神仏のチカラが自分に宿るような感覚にとらわれ、身体に御朱印をもらい続けるようになっていった。 

「・・・いいのですか?」

「フフ、いいのです。これで最後だから」

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