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第5話
相手の男は眉をつり上げ目をピクピクさせこう言う。
「ボスがイケメンが大嫌いでな……特に自分よりも……てな具合だ」
私はその後、ターゲットの屋敷に向かった。先ほどの悪漢も距離をおいてついてくる。ひえー、どうしよう。
逃げても捕まるだろうし。私は目的地でインターホンを押した。姿は清掃服のままで片手には箒をたずさえている。するとこんな声。
「あら清掃員さん? 誰かが頼んだのかしら? 今開けるわ」
豪奢な鉄の門がごごごと音をたて内側に開いた。よしこのまま裏口から機会を見つけて遁走しよう。この国は捨てよう。うん。
出迎えてくれたのはターゲットのハンサム君。目が切れ長で理知的に見える。その人は花が咲いたかのような笑顔を見せた。門が閉まる。彼はこう言う。
「あなた、私のタイプです。一緒にお茶などいかがですか? 清掃などほっといて……」
私はヤバイ現状を彼に説明。彼はコロコロ笑い「ピンチですね」と発言。
私は前世のノリでバシッとしばいた。ハンサム……いや、アホは「ま、まさか、いきなり、そんなハードルが高いプレイ!?」とか独白。




