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転生

戦場での経験からパニック障害を持ち、一度は軍を止めたキョウは妹カナのためにも人類最後の希望の人間兵器、リベウスになることを決意する


(この話までがプロローグの予定です)

「おいっ…お前もしかして?」

俺は痛む背中をおさえながら立ち上がり彼女に近づいて言った


「あっ、君もしかしてキョウ?

来るの遅いから迷ってるのかと思って迎えにきちゃった」


遅い?準備つっても5分くらいで終わらせたんだが…


「え…俺の名前も知っているのか…

それで、君は何者なんだ?」


「うーん、君の先生ってことで

まぁ詳しいことはあとで言うから早く来て」


そう彼女は言うと俺をつかみ引っ張っていた


「痛い痛いっ、力の加減をしてくれっ」


彼女はその見た目からは思えないほどの力で掴んできた


「あー、ごめんごめん、これでもだいぶ力の制御上手くなってきたんだけどなぁ

ま、我慢して」



引っ張っられて俺は裏口に連れてかれ、そこからさらにエレベーターで下に降り、プラットホームに連れてかれた


各シェルターは貨物列車が通り主に物資や国連軍の人のみをこの列車を使って運んでいる


一般人は使用は許されていない


俺たちはホームの先端に止まった1両の列車に乗った


「何から話そっか

そうだなぁ、あっ私の名前言ってなかったね

私はナシロ、多分想像ついてるっぽいけど私はすでにリベウスにされてるよ」


「そうか…リベウスってあんなに動きがいいんだな…それで、君が俺の先生って?

見たところ君はは俺より若く見えるのだが…」


「君じゃなくてナシロって名前で呼んでいいよ


その代わり私もキョウって呼ぶけど


確かに私は16歳でキョウより若いけど私は最初のリベウスのうちの一人なんだぞ


つまりリベウス的には先輩だから色々と教えてあげようっていう意味だよ」


「まて、16歳でしかも女なら国連軍にはまだ入れないはずだろ?なのに国連軍どころかリベウスになったってどういうこと??」


「うーん、まぁそれは禁則事項です!」


「禁則事項って…」

俺は一瞬昔日本史の授業で学んだ21世紀のとあるアニメを思い出した


が、そんなことよりこのナシロって女、なんで16歳で…?謎が残ったがその後も聞いてみたが教えてくれなかった


俺たちの乗る列車は旧皇居地下にある国連極東管区本部に到着した


「それじゃ、明日の朝には手術だろうから次会うのは術後だね!

あっ言い忘れてたけど明日手術で明後日には地上の作戦に参加する予定だからね〜

んじゃっ、最後の純粋な人間の夜を楽しんでね〜」

ナシロは笑みを浮かべながらそう告げて去ろうとした


は?なんか訓練とか身体を慣らすとかないの??


「えっちょっと、さっきリベウスは力加減が難しいとかなんとか言ってなかった??なのに明後日って何?」


俺はナシロを止めようとナシロの腕を掴もうとした


しかし、ナシロは俺の手をはらって人差し指を彼女自身の口に当てまるで「内緒っ」とでも言うかのような素振りを見せてそのまま駆け足で去ってってしまった


そして人間として最後の夜

用意された部屋というか病室で早めに横になって寝ようとしていた

(最後の夜はカナの夕飯が食べたかったなぁ)

そんなことを考えながら眠りにつこうとしていたその時、


「キョウさん、今から手術を開始しますのでそのままベッドで横になっていてください」

と、またノックもなしに白衣を着た医者か研究員か知らないけど入ってきた


なんなんだ、いくらこんな時代だからってノックする余裕もないっていうのかよ…


圧倒的既視感に襲われながら横になっていると麻酔がかけられ始めた


(あぁ、いよいよ手術か…

俺の命が人類の…カナの役に立つことを…)


そう思いながら俺は意識を失った


手術開始。。。


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