あらすじ(ネタバレ有り)
世界中に存在する全ての核ミサイルが消費された戦争が起きた。
その最中、これから起きる災厄から免れる為に一人の少女が冷凍睡眠された。
核ミサイルの放射能などによって世界は汚染され、僅かに生き残れた人類に様々な病気や障害を与えていた。その問題を解消するためにナノマシンが開発され、体内に棲む病原菌のせん滅や身体と補装具(機械)を結合させるなどの改造を可能にして、人間は生きていくことが出来た。こうして人間の体内にはナノマシンが潜在し、身体の何処かを改造しているのが普通の世界と化した。
月日は流れ、荒廃した世界でトレジャーハンターとして生計を立てているクールという青年が、冷凍睡眠されていたティアを発見するも、ギャングのボスであるデンジャーに強奪されてしまう。
その理由は、ティアの体内にはナノマシンが潜在しない“完全人間”だからである。
完全人間の命令には、ナノマシンが入っている人間は忠実に従う症状が起きていた。それはナノマシンに「人間の命令に従う」といった原則システムが取り入れらており、ナノマシンによって自分の意思とは関係無く作用した。完全人間はこの世界では神に等しかった。
つまりデンジャーは、ティアを手中に収めて世界を支配しようと企んでいた。そして特殊な改造を施された“ナイツ”にティアの護衛を任せる。ティアはナイツが実の兄に似ていたのもあり信頼的な感情を持った。だが、デンジャーのある部下が別の国のスパイであり、ティアを自分の国に連れ去る策略をしており、それをクールに要請する。
クールはティアを連れ去るも、追っ手のナイツと戦闘になる。戦いの中、天井が崩落してしまうが、ナイツはティアを守る為に犠牲となり、間一髪のところで危機を脱せた。
クールがナイツの代わりに、ティアの騎士として、安全な場所へと目指すのであった。