○弱いんだよな○
〇飛悟side〇
愛沙が嫌だ嫌だと騒ぐ中、引っ張る。なにをやってるのやら....はぁ
「うぅぅ....痛いよぉ....うぅ」
とうには泣きやがった....(´Д`)ハァ....
何気なく可愛いとか思ってしまう俺も居たりする。
綾華に「謝りなさい」と言われ、渋々謝る。
「す....すまん」
「....いいよ。大丈夫だし」
う....。この目に弱いんだよなぁ
上目遣いにうるっとした涙目....
はぁ....単純だな。俺は。
「飛悟、顔」
綾華に言われ我に戻った。
こんな顔だよ、と愛沙が再現した。................納得。確かに緩いな。
気がつけば授業は終わってた。
知ったのは、大稀に言われてだ。
「うぇー....疲れた」
昼。この学校はまた変わった所で、昼は皆バラバラに食べる。
俺達の場合はクラスも性別もバラバラのグループにいる。
「春なのに寒いねー。」
と、吉昭が呟いた。
日が辺り、大体集まるのは屋上。暖かい。けど割と冷える。
「あぁぁぁぁぁぁ!!!!」
いきなり亜利が叫んだ。一体なんだ。
「私のミートボールぅぅぅぅ!」
皆がずこっと転けるのだけが横目に見えた。ただ一人を除き....
うふふ、と笑顔な奴が、亜利の昼飯を取った奴....犯人だ。
「舞夏ぁぁぁぁぁ!!」
やはり....と皆が苦笑いした。